曖昧批評

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金正恩は外交の天才かも

2018-03-28 22:30:01 | 社会
金正恩が訪中して習近平と首脳会談を行った。金正恩は文在寅と会ってからトランプと会うのだと思っていたが、その前に習近平と会いやがった。



今中国とアメリカは貿易の関税を巡って険悪な雰囲気である。その状態で中国を味方につけ、アメリカの大統領と会う。なんという狡猾さ。

金正恩は昨年、国連決議とアメリカのプレッシャーにより制裁に加担した中国を非難していた。北朝鮮のミサイルは北京に向かうかもしれないとまで言われていた。それなのに、風向きを見て素早く方針転換。

他人の国を飛び越してICBMをぶっ放し、核実験を繰り返した北朝鮮とは首脳会談なんてできないと思っていた。それができそうだから文在寅は得意げだったわけだ。習近平も最高の待遇で迎えた。金正恩と会うことが手柄になるような状況に持っていった金正恩の外交センスは、非常に高いと言わざるを得ない。

金正恩は米朝首脳会談では中国を後ろ盾にして話を有利に進めるだろう。アメリカも後ろの習近平に配慮して妥協するかも知れん。弾数制限付きで核兵器保有を認めるとか、化学兵器は廃棄だが核はありとか。核兵器は捨てるが、中国が核の傘で守るとか。そこには拉致問題なんて盛り込む余地はない。

そんな時日本は何をやっているのか。中朝首脳会談の情報をキャッチできず、森友問題で内部の陰湿な吊るし上げ(しかも失敗しそう)。森友問題をやりつつ北朝鮮の動向を注視していた野党議員は何人いるか。多分ほとんどいないだろう。

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