曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

VAIO Pが非力すぎる件

2013-11-18 23:16:07 | デジタル関係
お金がないくせにモバイル系ガジェットが好きな僕は、2代目ソニーVAIO Pを持っている。このブログでも時々使う。今もそれで書いている。



VAIO Pは、8インチしかないのに横1600X縦768のウルトラワイド液晶を搭載した超小型軽量ノートPCである。初代はかなりヒットした。2代目は蓋から底面、キーボードまで1枚の紙でくるんだような形状が話題になったが、いまひとつ売れないまま消えた。とにかく動作が重いことと、9万円という価格がネックだったんだと思う。同時期に5万円でネットブックが買えたし、iPadが登場していた。

僕の購入動機は主に次の3つだった。

(1) どこでもテキスト入力ができる

(2) 寝ながらネットサーフィンできる。

(3) どこでも「ベストプレープロ野球 for Win」ができる。

(1)はポメラも考えた。(2)はiPadでもいいなあと思った。でも、(3)は他のマシンではできない。「ベストプレー」とは、「ダービースタリオン」の薗部氏が作った野球の監督ゲームである。

(3)が可能なだけでなく、(1)と(2)を両方できるのもVAIO Pだけなので、僕は使ってない楽器などを売ってVAIO Pを買った。

しかし、今はiPad 3に地位を奪われて、あまり出番がない。

最大の欠点は、とにかく非力なこと。僕のはBTOでカスタマイズして注文したものだが、CPUが一番低いAtom Z530なのだ。一番上のやつは2.13GHzだが、僕のは1.60GHz。25%増しなら大して変わらないなと思ったのだが、広告が多いWebサイトがガクガクで使い物にならない。2.13GHzでも、あまり変わらない気がする。Atomが非力なのだ。ちなみに、SSDは128GBに増強している。

Retinaディスプレイも顔負けの超高精細ディスプレイもよしあしだった。Wordで大きなフォントを使うと印刷みたいに美しいが、普通のWindowsのUIの文字は小さすぎて読みにくい。ちょうどXPERIA Zで1280X720に最適化してあるアプリを見てるときに似てる。ちゃんと描画されてるのだが、ドットが小さすぎて物理的に文字が小さいのだ。そのために、解像度を変えるボタンが付いてるのだが、それを使うとグラフィックのエッジがぼやける。

キーボード中央のポインターは、本家ThinkPadにも引けをとらない精度だが、CPUが非力なのでブラウザ上ではマウスカーソルがガクガクである。ディスプレイ右のタッチパッドは手が疲れなくて便利だが、ドラッグが難しい。あと、写真でもはっきり写ってるが、タッチパッドを使うと指紋ですごく汚れる。

というふうに欠点だらけのVAIO Pだけど、筐体の作りのよさ、工作精度にはため息が出る。パネルの穴から薄くて平たいキートップが顔を出す、いわゆるアイソレーションキーなのだが、すべてのキートップが穴の真ん中から出ているのだ。「J」のキートップの上辺だけ穴のふちにちょっと近いとかがない。キーボードトップカバーの穴と、キートップの位置、サイズ、形が完全に一致しているのだ。100個もキーがあるのに。これはすごいことだと思う。9万円も納得である。

でも、作りが良くても遅いんだよねえ…。

ちなみに、写真はHipstamaticでDiegoレンズ、Blackeys Super Grainフィルム、Dreampopフラッシュで撮影した。

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スバル・BRZを試乗したことを思い出す

2013-11-17 23:12:23 | クルマ
今日も過去の試乗体験を再利用するシリーズ。せっかく個人情報を明け渡して乗ったんだから、何度も使わないともったいないからね。

本日の思い出は、2012年春に試乗したスバル・BRZ。マンガ「頭文字D」の主人公マシン「ハチロク」ことAE86スプリンタートレノみたいなのを現代に再現した…かどうかは知らないが、ライトウェイトスポーツの復権をかけてトヨタがスバルと共同開発したのがトヨタ・86で、そのスバル版がBRZである。

まあ、エンジンがスバル製だと思われるし、全体的にスバル率が高いというか、簡単に言えば「トヨタがスバルに作らせたクルマ」だと僕は思っている。だから、BRZのほうが本来の姿というか、どこそこがトヨタ製なんだよなあ、という引っかかりみたいなのは少ないんじゃないかと思う。街で見かけるのは圧倒的に86のほうが多いけど。

スバル公式

・・・・・

・ATで色は白。MTのほうがBRZらしいのだとは思うが、同意書の「対物300万円」を見て怖気づき、ATを選択。

・バッグを後席に置くのに四苦八苦。後ろから伸びてくるシートベルトが邪魔で、後席へのアクセスが難しい。

・座った場合の後席は、いわゆる拷問席だと思われる。

・運転席。視点が低いけど、想定の範囲内。ボンネットの両端の峰が見えるので、見切りは意外にいい。

・インパネが妙に顔に近い。フロントガラスも、Aピラーを前に出した最近の国産車と比べると異常に近い。しかし、屋根の庇が低く前にせり出しているため、前上方向の視界が悪く、青空が狭い。

・要するに、閉塞感がある。まあ、スポーツカーなので、それが悪いわけじゃないけど、景色を楽しむのは難しい車だと思った。

・ステアリングが太くてゴツゴツしてる。操舵が重くて力が要る。FRだから操舵輪に余計なものが付いてなくて、すっきりした手応え、というわけではない。かなりごっつい感触。

・アクセルも結構重々しい。加速感が重苦しい。軽快な感じはしない。エンジンのパワーがないわけではないのだが、運転操作のすべてに筋力が要るというか、軽く操作できるように作られていないので、重く感じる。重量的には軽い車なのに。

・ブレーキがかなり固い。踏み込みの深さではなく、踏み込みの強さで制動力をコントロールするタイプだ。さすがに効きはいい。止めたいところで絶対に止まる印象。

・地面に凹凸があると、ドスッドスッと揺すられる。まあ、そういう車なので仕方がない。ボディ剛性が半端じゃないので、不快な振動ではない。ただ直接来ているというだけ。

・遮音材が少ない車のはずだが、意外なほどエンジンが静か。水平対向エンジンのドコドコ音は一切しない。スタッフが言うには、等長等爆エキマニのおかげだそうだ。

・踏むと、例の意図的に聴かせているという吸気音がする。キュオーンという音。ちょっとわざとらしい。

・プロの評論家は、このクルマは接地感がすごいとよく書いているが、タイヤが太いせいか、オンザレールの安定感みたいなのは、それほど感じなかった。タイヤが太すぎて路面のうねりで微妙にハンドルを取られてたのかも。地を這うように、路面を舐めていく感じはあるけど、グリップ感があんまりなかった。

・ステアリングの手ごたえとか、ロードインフォメーションに人工的な感じが少しするのと、競技車輛的なゴツゴツ感があって、軽快なライトウェイトスポーツという感じはしなかった。重厚で硬質な走り味のクルマだった。

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ホンダ・N ONEを試乗したことを思い出す

2013-11-16 21:33:41 | クルマ
最近、当ブログの記事別アクセスランキングは試乗モノが上位を占めている。僕は試乗好き&試乗インプレ好きなので、これからも試乗すればすぐ記事にするつもりだが、実際のところそんなに頻繁にやれるものでもない。僕にとって、試乗は結構ハードルが高いことである。理由は

・個人情報を渡さなければならない。

・営業電話がかかってくる。

・凄いときは営業が夜自宅に来た。

・買うつもりのないクルマの試乗は気が引ける。

・忙しいのに手を煩わせるのが申し訳ない。

そんなわけで、三菱アウトランダー以来試乗はできてないし、これからも数ヵ月に一度の頻度であろう。

そこで、某SNSに書いた過去の試乗体験記を手直ししてここに出していけば、それなりに読んでもらえてネタがないときの一時しのぎにもなるのではないかと考えた。ストックは、そんなにたくさんはないんだけど。

というわけで、今日は今年の2月に試乗したホンダ・N ONE試乗の思い出を振り返ってみよう。

・・・・・

今日は車検前点検でホンダに行った。
リアのアライメントがちょっと狂ってるかもしれない件で長引いた。
待ち時間に話題のN ONEを試乗させてもらった。

グレードはプレミアムのターボ。 色は白。

内装がほとんど黒。インパネだけ木目。木目はもちろん偽ものだが、けっこう精悍。

アクセルを踏む。ガアアアアっと勇ましいエンジン音で急加速。はやっ。
担当営業氏が、これでもエコモードなんですけどねという。まじか。

エコモードを解除すると一層過激に加速。うちのストリームRSZより速いよ。
パワーやトルクがあるから速いのではなく、車体が異様に軽いから速い。と感じる。500キロくらいしかない感じ。飛んでるみたい。
なんじゃこれwwwwおもろいwwww

今までのターボエンジンと全然違うんですよね、静かだし、と担当営業氏。
でも全然静かじゃないし。踏めば踏むほどエンジン音がガアアーッって言ってるじゃんか。

視点が高めでスポーツ性なさげだけど、なぜか運転していて面白い。タイヤが路面を舐めてる感触がちゃんとある。
ハンドルがクイックじゃなくて、かなりぐるぐる回さないと曲がらないんだけど、遊びがなくて、回したぶんだけ確実に曲がる。
遠心力で身体がアウト側に振れる。
レーシングカーみたい。

いや、これはもしかしてゴーカートフィーリングってやつ?
そういえばミニに顔が似とる。
特徴的な目玉のもっこりが見えて見切りも良さげ。
今軽を買うなら絶対これだね。

ノスタルジックな外見で、軽の中でも高齢者にも人気が出そうなN ONEだけど、こんなに過激な味付けだと、高齢者には運転が難しいのではないか?

・・・・・

元々日記的に書いたものなので、当ブログの雰囲気には若干そぐわない文体だが、当時感じたことをそのまま再現するために、最低限の編集にとどめた。

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割と最近の写真

2013-11-15 23:21:37 | 写真
今日は職場の歓送迎会で帰宅が遅く、というか今帰ってきたところ。時間がないので、未発表写真で勘弁していただきたい。


HipstamaticでG2レンズです。


いつかちゃんと批評したいと思ってるアプリですが、MProで撮影したものです。


HistamaticでFlorenceレンズでClaunch 72フィルムです。


MProのカラー版、MCProで撮りました。

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最近のクルマニュース

2013-11-14 23:01:18 | クルマ
最近の自動車業界のニュースを斬る!! …のは僕には無理なので、ちょっと切れめを入れてみる。

BMWが電気自動車i3とi8を発売

i3はコンパクトカー的な?車格?の癖に500万もする。それでもBMWのブランド料・デザイン料だと思えればまだいいのだが、このクルマ、全然カッコよくないんだよなあ。キドニーグリルが付いてるだけで。エンジンついてないほうは航続距離が短い。実用車ではなく、エコ企業や施設がイベントや広告用に買うんじゃないかな。

i8はトム・クルーズが映画で運転するためのモデルだろう。

新型スカイラインがインフィニティバッヂ付きで発売

インフィニティバッヂつけるなら、インフィニティQ50の名前で売ればいいじゃん。もはやどう見てもスカイラインじゃないし。グリルのうねりがレクサスのスピンドルグリルの真似みたいで嫌だなあ(スピンドルグリルも嫌いだけど)。それでいて、顔全体はマツダの新型アテンザに似てるという。

トヨタが3代目ハリアーを発売

ハリアーは本来レクサスRXなので、そちらに移動(統合)したのかと思っていたが、なぜかハリアーというRXとは別の車種が復活した。ハリアーは庶民からお金持ちまでクルマに威厳を求める人たちに人気があったが、RXはレクサス料が上乗せされて高価になっており、庶民のハリアーユーザーは買い換えることができなくなった。なので、エンジンを4気筒に限定してトヨタブランドで安く売る。ということなのかしらん。RXはV6エンジンという付加価値を盾に高価なままで併売。

もしくは、クルーガーやヴァンガードといった、ハリアーがレクサスに移籍した後を埋めるモデルが売れなかったのかもしれん。ヴァンガードとハリアーの違いなんて、ゴツいかマルいかだけだと思うけどねえ。

RJCカーオブザイヤー2013をマツダ・アテンザが受賞

このセダン不人気なのにアテンザは販売ランキングのそこそこの位置にいる。デザインがいいといわれているようだが、僕は先代のほうがデザインは好きだ。特にスポーツバックの。今回のはCX-5から採用されたブルドッグの鼻みたいなグリルが好きじゃない。あのグリルは新型アクセラにも使うらしい。せっかくハロウィンのかぼちゃの笑い顔みたいなファミリーフェイスを確立したのに、あっさり捨てすぎじゃないかね。

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