曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

Google日本語入力Godanキーボードを再び語る

2015-12-17 21:49:07 | デジタル関係
Google日本語入力のGodanキーボードについて熱く語る記事からしばらくして、Google日本語入力はメジャーバージョンアップした。すぐ記事にしようと思ったのだが、なんとなくしそびれて今に至る。

主な変更点は

(1)見た目がマテリアルデザインになった。

(2)記号の入力切り替えが変わった。

(3)動きが軽くなった。

長時間入力用なのに、長時間入力していると、徐々に重くなるのが問題だったので、3番目は嬉しかった。しかし、もうひとつの問題、単漢字変換とカタカナ変換が出来ない点は、改良されなかった。今もできない。単漢字変換及びカタカナ変換的な変換をしたければ、変換候補の中から探さなくてはならない。


「W」を左右フリックするとカギ括弧など、前のバージョンではやってみないと分からなかったが、新しいバージョンではキートップに表示されるようになった。


マテリアルデザインのキーボードには「ダーク」という配色もある。


「(^^)123」キーを押すとテンキー/記号モードに切り替わる。

テンキーは数学的な入力の時威力を発揮。「(^^)123」キーを押した直後のモードは前回のを記憶しているので、毎回テンキーになってウザいとかそういうことはない。


普通の記号は、さらにジャンルごとに切り替えて使う。カッコだけのモードとか便利すぎ。切り替え直後は履歴が開く(時計のマーク)。


顔文字も感情別になっていて探しやすい。


絵文字もジャンルごとに探せる。


絵文字はそのキャリア用のを設定できる。

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パーカー・ソネット万年筆 マーブル柄グリーン

2015-12-10 23:54:29 | 文具
僕が初めて所有した万年筆は、大学の卒業祝いで父が買ってくれたパーカーのソネットだ。当時はまったく万年筆に興味がなく、店頭で見て適当に決めた。父のモンブラン・マイスターシュトゥック149が太くて使いにくそうだったので、細いやつを選んだらソネットだった。

最初のうちは、興味がないなりに嬉しくて使っていたのだが、何かにぶつけた拍子にキャップの天冠が割れてしまった。割れて残った部分が尖っていて触ると痛い。なんか使う気をなくしてウン十年が過ぎた。

文房具趣味に目覚めたとき、ソネットを戦列に復帰させようと思い、天冠のことを某文具屋に相談したら、パーカーの日本代理店(ウォーターマンと同じ)に問い合わせたほうがいいと言われた。調べると、職場から割と近いので直接行ってみた。天冠のことを話すと、すぐ事情を了解してくれて、なぜか無料で新しい天冠に交換してくれた。似たような問い合わせが多くて慣れているのかもしれないが、あまりの対応の良さに僕は感動した。感動したので、次はウォーターマンを買うぜ、と思ったが、まだ買ってない。

そんなわけで文具マニアとして改めてソネットを使い始めたわけだが、ペン先が軟らかいのが長所でもあり、短所でもあった。僕はその時の体調で筆圧が結構変わるので、ソネットの柔らかさがちょうどいいときと、柔らかすぎると感じるときとがあった。軸が細いのはいいが、軸が短いのがちょっと気になった。僕はキャップを尻に付けないで書く派なので、ソネットの長さだと取り回しが軽すぎるのである。

そして、5thの記事に書いたが、空気穴問題。新しい天冠になっても空気穴は健在であり、すぐに水分が飛んでインクが濃くなり、減るのが速かった。これもソネットの特徴の一つ、と割り切ってはいるが、他の万年筆も持っているので、自然とソネットの稼働率は下がっていった。今現在インクが入っていない。

フローが安定していてサラサラと書きたいときの書き味はいいので、久しぶりに使ってみたい気もしてきた。これ書いていて。



僕のソネットはなぜかフランス製(パーカーはイギリスの会社)で、マーブル柄のグリーンというやつらしい。



ニブはFである。149なんかに比べると頼りないほど小さいニブだ。軸も短いし、ソネットは基本的に女性向きだと思う。ソネット=14行詩という名前もそれっぽいし。



問題のキャップと天冠。天冠には3つの空気穴が開いており、口のほうから息を吹き込むと笛のような音が鳴る(笑)。幼児が呑み込んだ時に窒息しないように開いているという説があるが、この細さだと幼児の喉をふさがないと思うんだよな…。

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iPod touch 5thでHipstamatic ~ Helsinki Hipstapakの巻~

2015-12-06 00:30:36 | カメラ
11月上旬にHipstamatic公式ブログで「バージョン304を送信した。後はアップルの審査待ち」とアナウンスがあったのだが、それから1か月何もなく、先日ようやくバージョン304がリリースされた。304はクラシックモード固定が可能になり、撮影画像をうっかりタップして編集モードに入ってしまうトラブルはなくなった。全体的に軽くなり、クラッシュ(アプリが落ちる)もないが、1枚表示状態でデータを出すと「設定を一致して撮影」を押さない限り戻れないなど、一部まだ未完成なところがある。

というか、実現してみると、クラシックモード固定はそんなに欲しくなかったことが分かった。プロモードと行き来できる新しい仕様に慣れてきたところでもあったし。

で、ヒプスタ社は304で忙しいかと思いきや、12月分のパックはきっちり出してきた。フィンランドの首都の名を冠するヘルシンキ・ヒプスタパックである。AattoレンズとReetaフィルム、それにElinorケースとDorthyケースのセットである。クリスマスだからかケース2つも付いて豪華だ。

ではまず、Aattoレンズの公式のコピー。

Color bursts with desaturation

Add some bursts of multicolored light to your chilly photos this season with this cool lens.

色飽和度の低下とバースト

このクールなレンズを使用して肌寒い写真に今シーズンを多色光の一部バーストを追加します。


続いてReetaフィルム。

Expired light leaks

This expired film adds unexpected warm light to your photos.

期限切れの光が漏れ

この期限切れのフィルムは写真に予想外の暖かい光を追加します。



公式サンプルの激しいLeakに、「また光漏れかよ」と思いながらポチったが、このパックのセットで撮ると、なぜか光漏れは控えめだった。「色が濃いのになぜ非飽和」と思ったが、コントラストが強めなのでシャドー部が落ちるだけで、十分に光量がある場合は彩度低かった。Kyotoパックのコントラスト高&低彩度版といった感じ。

Aattoレンズだけ見ると、コントラスト高い彩度低めで、光漏れはわずか。バーストってほどでもない。Reetaレンズだけだと(Lowyレンズなどとの組み合わせで)、強烈な光漏れが発生する。AattoとReetaだと大人しい。まだサンプル数が少ないのかもしれない。よくわからない。

Aattoはフィンランド語で「記念日の前夜」という意味のようだ。時期的にクリスマスイブのことだろう。Reetaはフィンランドの人名だと思うが、具体的なモデルがいるのかどうかは不明。


AattoレンズとReetaフィルム。被写体にかぶるような光漏れもなく、冬っぽい空気感でいい感じ。


これもAattoレンズとReetaフィルム。都市の中の農地って風景として好きなんだよね。


これもAattoレンズとReetaフィルム。


AattoレンズとBlanko Freedom 13フィルム。非飽和って感じじゃないねえ。


LowyレンズとReetaフィルム。ガッツリ光漏れが入った。光漏れってレベルじゃないけど。Hipstamatic史上最も激しい光漏れだ。

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外来語のカタカナ表記は面倒くさい

2015-12-04 23:08:25 | 社会


村上春樹はピザ(pizza)のことをピッツァと表記する。イタリアの食い物で、英語圏でもそう発音されているからなんだろうが、面倒くさいこだわりだなあと思う。村上春樹作品の小洒落た主人公ならピッツァでもいいが、小汚いおっさん(例えば『1Q84』の牛川)の登場人物がビザについて語る場合なんかはどうするんだろうか。

自動車評論家の故・徳大寺有恒氏は、ジャガー(Jaguar)のことをジャグァーと表記する。これも英語圏の発音に近いのだろうが、ジャガーの日本ディーラーはジャガーと表記している。ピッツァは国民的作家のこだわりなので、多少認知されているような気がするが、ジャグァーは普及する前に御大が亡くなってしまった。

ジャガーにはジャギュアという表記もある。イギリスとフランスが共同で開発した戦闘攻撃機の愛称Jaguarの表記だ。これについては統一されていて、僕が知る限り国内のどのメディアもジャギュアだった。あの飛行機をジャガーと呼ぶのは変だと思うほどに定着した表記である。

Danzigという大種牡馬がいた。表記はダンチヒが多かったが、ダンジグという表記もあった。ダービースタリオンではダンチヒだったが、競馬エイトはダンジグだったと思う。

Danzigはドイツの地名なんだからドイツ読みのダンチヒが正しいような気がする。ライプチヒという町もある。

だが、Danzigはアメリカで走り、アメリカで種牡馬やっていたアメリカの馬である。英語読みのダンジグが適切という気もする。村上春樹ならどちらの表記を採用するだろうか。

Danzigの代表産駒にDanzig Connectionというのがいる。日本でのカタカナ表記はダンジグコネクションで統一されている。下につく名前が明らかに英語だから、苗字?も英語読みにしたのだろう。

このように、外来語のカタカナ表記は面倒くさい。個人的には語感がよく、違和感がなく、普及している表記なら現地読みかどうかはどうでもいいと思う。

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フジテレビ「アンダーウェア」(1~3話)の偏った感想

2015-12-01 22:27:17 | テレビ・映画
うちの奥さんが見てるのをチラ見した感想。

オーダーメイドの高級下着メーカーの新人繭子(桐谷美玲)が業界の荒波に揉まれて成長していく話。たぶん。繭子は基本繊維オタクだが、成長物語の主人公らしく、全方位に向けて張り切りすぎて失敗ばかりしている。

特に女性誌の編集長にはやられっぱなし。記事にしてくれとかタイアップとか持ちかけても、ケチョンケチョンにけなされて撃退される。

2つの出版社で雑誌やムックの編集者をしていた経験から言わせてもらうと、メーカーは出版社より立場が上だ。雑誌の売上は、半分以上が広告収入である。今広告を出してなくても、将来広告主になる可能性のある会社の社員を、あんなふうにコケにするなんて有り得ない。

少なくとも僕の周りでは、卑屈になるのは編集者のほうだった。僕を含めて。あんなに高飛車で、よく編集長やってるな、と思う。メーカーに嫌われたら、その雑誌は終わりだぞ普通。

繭子とバイトの男子が、ちょっといい関係になりそうになったが、女性用下着メーカーに勤めている男ってのはどうなんだろう。僕は新卒の時、ワコールに履歴書を送って落ちたが、はっきり言って下心だけで応募した。下着がどうのこうのではなく、ワコールは社員の9割が女性だったからである(当時)。

第3話の最後で、社長の大地真央がセカンドライン(量産品?)をやると決断した。成長ドラマの主人公らしく、何もかもが最後はうまくいくんだろう。少なくとも繭子にはあの編集長をギャフンと言わせて、メーカーと出版社の上下関係をはっきりさせて欲しい。第4話(最終回だよね?)を見るかどうかは分からんが。

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