曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

地球バス紀行 恒例の旅人交代2016

2016-04-07 23:50:00 | テレビ・映画


先週の木曜日だったか、当ブログのアクセスランキングの上位に「地球バス紀行 旅人交代」の記事が二本入っていた。

ああ、そうか。もうそういう季節なんだな。

2015年度の旅人はEXILE USA氏だったが、ほとんど見なかった。USA氏が棒読みだったというのもあるが、そろそろ飽きてきたってのが、見なくなった原因だった。

だが、今年度の旅人は、宮野真守だ。アニメ&ゲーム「STEINS;GATE」のオカリンこと鳳凰院凶真の声である。まさにシュタインズゲートの選択であり、これは見ざるを得ない。

というわけで、宮野真守の旅、第一回のベネチアを見ましたよ。

一回目なのに、いきなりバスではなかった。ベネチアは自動車乗り入れ禁止である。今回、宮野真守が乗るバスは、ヴァポレット(水上バス)だった。3日間乗り放題で5000円。結構高い。観光地価格だ。

ベネチアはカーニバルの直前で、仮面舞踏会用みたいな仮面屋さんとか仮装衣装屋さんに寄り道する。

カーニバルのミスコンみたいな奴に出る12人の女の子と知り合う。海賊に奪われた花嫁の扮装をするらしい。その中で一番かわいいと思われる子とヴァポレットで一緒に移動。うちの奥さんは「カメラマンが気に入ったんだろう」という。

夕食を食べに行ったレストランのオーナーシェフが、カーニバルの司会だった。あの出会いは仕込みだったんだろうか。

宮野真守はプロの声優なので、当然棒読みではない。が、まだナレーション的だった。ひとつの都市だけの回だったのもあるが、須藤元気や桐谷健太のような、実際にそこを旅人がうろうろしている感は、まだ薄かった。回を重ねていけば、馴染んでくると思うけど。

脚本もリアル感が少し足りなかったが、制作は「えふぶんのいち」だ。いつもの会社である。書いた人が違うのか?

カーニバルは10日間もやるとかで、旅の中ではミスコンの結果が出なかった。と思ったら、エンドロールの中で優勝者の顔写真が表示された。カメラマン一押しの子ではなかった。

次はメキシコだ。いい感じに乾いた風景の絵が予告に出てきた。期待しよう。

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iPhone 5sでHipstamatic ~ Tai Hang Hipstapakの巻

2016-04-06 21:12:48 | カメラ
いろいろあったが、先日、三月分のTai Hang Hipstapakが配信された。

このパックは香港がテーマらしい。Chanレンズには香港の旗のマーク(中国のではない)が付いている。

Chan レンズは、もやもやしたボケみたいなのと、彩度低めの黄色や水色の光漏れのようなモノがランダムに乗る。SmithレンズやChivasレンズと似た方向性だが、その中でも一番壊れたカメラっぽい。貴重な記録には使えない。

Kowloon 1839フィルムは、縁がグシャグシャっとしている。公式の説明では、古い剥がれかけのポスターのイメージらしい。グシャグシャの形状が、その都度生成ではなく、決まったパターンのうちからランダムなのが気に食わん。

レンズもフィルムも、重要な映像記録には使えない。プロモードで後からかけるエフェクト用だな。

作例は季節柄桜ばかりになってしまった。






これはフィルムがSugar。

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「真田丸」第13回「決戦」の感想

2016-04-04 23:20:04 | 大河ドラマ


徳川迎撃のため、一時的に人質業務を離れた信繁と三十郎が海津城に到着。上杉からの援軍は、子供と年寄りの寄せ集めだった。どう考えても使えねえ。実際、彼らはこの後出番なかった。

徳川軍の真田討伐軍指揮官は、鳥居元忠。信長の野望シリーズでは、老兵って感じで、僕の中では三国志の黄忠に似てるんだけど、真田丸の元忠は、少し若くて四角い顔の武将だった。元忠隊の兵力は7000名。

上田城では昌幸が「駒が一つ足りない」と悩んでいた。そこへ、雑兵を海津城に捨ててきた信繁が帰還。

昌幸「これで勝つる!」

信繁が足りない駒にハマったらしい。

みんなの前で秘策を披露する昌幸。大軍も、長く伸ばしてちぎれば各個撃破できる、と実際の餅を使って説明。だが、べたつく餅が手に付いてしまう。

昌幸「ちょっと手を洗ってくる…」

せっかく帰ってきたのに、信繁と梅がすれ違いまくって、なかなか会えない。我が子には対面。おこう(信幸嫁)が抱っこしましょうかと申し出たが、信繁は「結構です」と即答。落っことしそうだもんね。

信幸は騎乗して砥石城へ。信繁は歩いて徳川軍前面に。そのへんが、一応長男と次男の差なのかなと思った。

信繁は、六文銭を描いた旗印を振り回して踊った。真田家には二つ家紋があり、六文銭だけではなく、雁金もそうらしい。初めて知った。というか、今まで六文銭が使われてなかったことに気づかなかった。

信繁の変な踊りに釣られた徳川軍、渡河して城下町へ侵入。しかし、城下町には杭やら熱湯やらの罠で痛めつけられた状態で大手門へ。大手門前に、なぜか梅がいた。徳川兵に囲まれたが、佐助が素早く中に入れた。使える男だ。

しかし、大手門は、どう見ても牛久のワープステーションのセットだった。何度も何度も使いまわされている奴。上田城の大手門の映像は番組後にも流れるんだから、もうちょっと似せて欲しかった。

ワープステーション江戸に行ってから時代劇の見かたがちょっと変わった

戦闘シーンも、せいぜい50人対25人って感じで、決戦と言うには若干しょぼかった。せめて500人くらいはエキストラを雇ってほしかった。

1300名も戦死した徳川に対して、真田の死者は50名。圧勝である。だが、戦場と城内を無駄に行ったり来たりしていた梅が、隠れ家の寺で殺されていた。予備知識がなかったので、かなりびっくりしたが、まあこうでもしないと長沢きりの出番が回ってきそうもないので、しょうがないのかな。ていうか史実もこうなんですかね。

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ネット上の人物設定を揃えるのは難しい

2016-04-02 00:27:50 | 社会
僕はLINEはまだだが、mixiとTwitterはやっている。mixiは結構初期から参加していて、会員番号が100万以下だ。たしか。

だが、mixiもTwitterも、このブログも、連携というものを何もしていない。Twitterのアカウントページに、このブログのアドレスを貼っているだけ。Twitterのツイートをブログに表示させるようにすれば、更新がないときでも読むものが少しはあるわけなのだが、今のところそうしていない。

それは、僕が精神分裂症だからである。

嘘です。人格を統合するのが面倒だからです。設定を揃えるのが面倒だからです。

僕のマイミクに、mixiとTwitterを連携させている人がいる。僕のマイミクは全員大学のサークルOBであり、全員顔見知りである。よって、マイミクの日記やつぶやきや、それらへのレスは、サークルの会話の雰囲気で行われる。だが、Twitterと連携していると、ツイートがmixiのタイムラインに並ぶ。

Twitterは、割と世界を相手にするSNSだ。見通しは悪いけど、原理的には世界中から見られているから、発言は不特定多数の、あいまいな大勢に向かってなされる。その中には、サークル内の雑談とは、明らかに異なる口調のつぶやきもある。そういうつぶやきは、mixiのタイムラインの中では浮く。それ以前に、マイミクに向かってつぶやかれていないものが混じっているという、誰に向かって言っているのかmixiで見ているとわからないという問題もあるのだが。

僕は、昔から愛読している推理作家の某氏をTwitterでフォローしているのだが、時々「こんな人だったのか」と思ってフォローを解除したくなる。作品を読むだけではわからなかったが、彼とは政治的な信条が違うのがTwitterで判明したのだ。

宮崎駿を例に挙げればわかりやすいかもしれない。右も左も、たいていの人間は宮崎駿の映画が好きだと思うが、彼は数年前憲法第9条を守ろう的な発言をし出した。それまで、彼の描く戦車や軍用機の漫画を高く評価していたミリタリーマニア勢は困惑した。

坂本龍一も、公の場で原発反対を主張し始めてバッシングされた。一番電力を使う音楽をやっているくせに、何を言っているんだと。あんたは原発の電気を使って演奏してきたんだぞ、と。

坂本龍一については、割とそういう傾向があることをファンは知っていたので、またか、と思っただけだが、ドイツ軍の戦車撃破王オットー・カリウスに会いに嬉々としてエストニアまで行った宮崎駿もそうだった、となると、我々としては、作品と作者の性格や信条は切り離して考えるしかないのだろう。

逆のパターンもある。僕は競馬をやっていた頃、田端至氏の「種牡馬年鑑」を毎年購入していた。僕の競走馬の血統についての知識は、ダービースタリオンと田端至氏のおかげで培われたと言っていい。

競馬をやらなくなってから、田端氏の著作を読むこともなくなっていたが、去年、彼がスワローズファンだということを知った。そして、彼のスワローズ愛が溢れるブログを読んだ。それまでは、競走馬血統理論の師というだけだった田端氏は、スワローズを応援する同志になったのである。本職と違うことをネットでやって好感度が挙がった例だ。

ネットやスマホやSNSの普及で、その人物をいろんな角度から知ることができるようになった。有名人はSNS間の連携をしていなくても、複数メディアでの発言をすべてネット民に検索され、比較して語られてしまう。一般人は、語る趣味や志向、文体、口調を揃えないと、そんな人だとは思わなかった、と言われてしまう…可能性がある。そんな人がいるかどうか分からないが、このブログを読んで、僕を面白いことを書く奴だなと思っても、Twitterを見てがっかりするとか、その逆があるかもしれない。僕がTwitterでスワローズの不甲斐なさにキレて暴言を吐き、それがmixiのタイムラインに乗ったら、マイミクたちは引くかもしれない。以前書いていた堀北真希礼賛記事がマイミクに見つかったら、そっとブロックされるかもしれん。

そういうわけで、複数SNSで発言、人格、設定を統一するのが面倒、あるいは不可能と考える僕は、連携機能を使わないのである。

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