Whatever will be, will be.

気まぐれ日記。

有馬記念の展望-その1

2014-12-23 01:31:11 | G1
宝塚記念もそうだが、開催時期や馬場状態などを含めて、
悪い意味でのオールスター戦。
顔見世興行のようなものと思っているレース。
一昔前ならば、ダービー、天皇賞に匹敵するビッグレースの価値はあったが、
個人的には今やビッグレースの価値はないと思う。
特に基本は王道を歩む有力馬は天皇賞、JCを使ったあと。
消耗度の問題もある。
そして、逆にここを取ろうと、今年のゴールドシップのように、
王道のレースをパスして体力を温存する馬もいる。
コースのトリッキーさもあるし、体調面の差もでやすい。
本当のガチンコ勝負の舞台ではない。

したがって、ポイントはこのレースに向けて如何に余力を残してきているか?
あとは特殊とも言えるトリッキーなコース。馬場、コース適正も重要。
結局、本当の全力勝負の舞台でない。
だから、有り得ない着順が起きることがある。

いつもも行っている前走、前走ベースの成績からの傾向はあっけなく通用しなくなることが
あることは、外れた時の良い訳の意味も含めて前置きしておく。

連対馬の傾向。

前走、海外のゴールドシップは対象外。

来ない馬
その前に前提条件として。
・前年の有馬記念以降(有馬記念は含む)、中山の重賞3着以内馬は、無条件に残す。
それを踏まえて。
(1)前走重賞以外
(2)前走、5番人気以内でかつ古馬G1勝ち実績馬を除き、前走4着以下
(3)前走と有馬記念が中1週以内
(4)前走、1600m以下
(5)前走が10月より前


残った馬
各条件をクリアした馬
エピファネイア
サトノノブレス
ジェンティルドンナ
ジャスタウェイ
フェイムゲーム(除外対象)
ラキシス
ラストインパクト

7頭。

中山重賞3着以内の特例措置で残る馬
ウインバリアシオン
オーシャンブルー
ジャスタウェイ(条件もクリア)
トゥザワールド
フェイムゲーム(条件もクリア)(除外対象)
ラストインパクト
ワンアンドオンリー
7頭。

計12頭。


さらに絞ると・・・。

とりあえず。
特例組はあくまで特例なので消す。(軸不向き)
→ウインバリアシオン、オーシャンブルー、トゥザワールド、ラストインパクト、ワンアンドオンリー

他に。
前走、3200mを超える馬(基本はステイヤーズS組)は連対なし。
→今年は該当なし
前走、菊花賞3着以下
→今年は該当なし
3歳以上のG1勝ちなし
→サトノノブレス、フェイムゲーム、ラストインパクト
6歳以上(あくまで少数派)
→今年は該当なし
前走、10着以下
→今年は該当なし
今秋G1勝ち(連対)のない牝馬
→今年は該当なし


さらに残った馬
エピファネイア
ジェンティルドンナ
ジャスタウェイ
ラキシス

計4頭。


軸選び


エピファネイアイチオシ!!

JCの圧勝ぶりは圧巻。
折り合いの不安はあるにしても、乗り方一つで息を入れやすいレース。
高速馬場でない冬の中山の馬場も有利な材料。
そういう馬場の方が折り合いもつきやすいだろう。

天皇賞・秋は力を出し切っていないし、JCは激走はしているものの、楽勝の部分もあったから、
秋2戦でも消耗度は大きくないと思われることもプラス。

その他では一応、ジャスタウェイ。
右回りでは左回りほどのパフォーマンスは出していない点は気になるし、距離は持つにしても、
やはり、ベストは2000mのように思える近走の結果。
中山2500mは展開、相手関係次第で距離は持つ(上位入線)ことも多々あるが、
条件が必ずしもベストでないことは事実。

そのあとにラキシス。
エリザベス女王杯は好位差しで勝ったが、それでも切れ勝負より粘り愛に強いタイプ。
ごまかしの利くこの舞台ならば、好走もあり得そう。

ジェンティルドンナは条件は全く合わない。
陣営はJCが納得いかないので、もう一勝負と参戦決定したが、これが引退レース。
まさに顔見世の意味の方が強く、普通では抑えるかどうかの評価だろう。
宝塚記念で2年連続でパフォーマンスを落としている内容から、思い馬場、右回りは合わないし、
確実に力は全盛期のものでなくなっている。

ただ、古くはオグリキャップが奇跡の大変身をして勝ったり、ドラマが起きるのも有馬記念。
まさかここで...は否定できない。
それだけ、G1戦線をにぎわせた名牝、スターホースであることは忘れてはいけない。
何かを持っているかもしれない。

あとは、対象外にしたゴールドシップ。
ここに絞っての参戦。
凱旋門賞も全くレースに参加せずに終わった、ほぼ遊びに行ってきたようなレース。
全く疲労はないだろうから、国内調整が順調ならば、宝塚記念の勝利のように、
相手が走りにくい馬場だと巻き返しは注意する必要はある。