弘法大師・空海が、高野山(和歌山県高野町)に修行道場を開いてから1200年目を迎えたことを祝う「開創1200年記念大法会」が2日、高野山で始まり、172年ぶりに再建された「中門」の落慶法会が営まれた。高野山真言宗・総本山金剛峯寺は、5月21日まで、様々な法会を連日行い、秘蔵文化財も特別公開する。午前9時に僧侶ら約400人の行列が金剛峯寺を出発し、根本大塔や金堂などが並ぶ聖域「壇上伽藍」の南側にある中門へ。中西啓寶座主が場を清め、地固めの儀式として大相撲の白鵬、日馬富士の両横綱が、門前で土俵入りを奉納した。