JR東海は21日、リニアの最新型車両「L0(エルゼロ)系」が山梨リニア実験線(山梨県上野原市?笛吹市、全長42.8キロ)で時速603キロを記録したと発表した。ギネス記録に認定されている鉄道の有人走行での世界最高速度を22キロ上回った。同社は新記録をギネスに申請する方針。史上初めての時速600キロ以上での走行は21日午前10時48分、実験線内にあるトンネル内で10.8秒間、走行距離1.8キロにわたった。これまでの最高速度は2003年12月に試験車両の「MLX01」が出した581キロ。今月16日の走行試験でもL0系が590キロを記録していた。