安倍首相が22日、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議で行った演説について、中国国営新華社通信は同日、「過去の戦争に対する『深い反省』を示したが、『責任』には言及しなかった」と批判的に報じた。同通信は、安倍氏は「過去の戦争での残虐行為について、これまでの首相らが出した談話を順守するかどうかを語らなかった」と指摘した。また、韓国外交省の当局者は同日、安倍首相の演説には「植民地支配と侵略に対する謝罪と反省という表現が見あたらない」として「深い遺憾の意を表する」と本紙に語った。安倍首相の歴史認識にこだわる姿勢を示したもので、安倍首相が29日に米議会で行う演説や戦後70年談話の内容を引き続き注視していく意向を示した。