安倍首相は23日、インドネシアでのアジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議出席などの日程を終え、政府専用機で帰国した。首都ジャカルタ滞在中の22日に約5か月ぶりの日中首脳会談を実現させたことについて、政府・与党は「日中関係の改善に向けて良い流れになってきた」(自民党幹部)と歓迎している。今後も対話や交流を活発化させ、関係改善の流れを定着させていきたい考えだ。一方では、首脳会談が実現した経緯を巡り、中国側は、日本からの要請に応じたものだと発表している。だが、複数の日本政府関係者によると、持ちかけてきたのは中国側だったという。