北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍報道官は8日、「米国に重大な警告信号を送るために中長距離戦略弾道ロケット(ミサイル)『火星12』でグアム島周辺への包囲射撃を断行するための作戦方案を慎重に検討している」とする声明を発表した。朝鮮中央通信が9日に報じた。 太平洋上の米領グアムにはアンダーセン空軍基地があり、北朝鮮指導部への精密攻撃が可能な米空軍のB1戦略爆撃機などの拠点となっている。声明は、金正恩朝鮮労働党委員長が決断した場合は、グアム周辺への包囲射撃が「任意の時刻に同時多発的に実行される」とした。
関東地方は9日、「台風一過」で強い日差しが照りつけた影響により、各地で今年一番の猛暑となった。気象庁によると、群馬県館林市で午後2時半すぎに38・8度を観測したのをはじめ、埼玉県越谷市で38・1度、東京都府中市で37・6度、甲府市で37・5度、栃木県佐野市と茨城県古河市で37・2度、都心と練馬区で37・1度をそれぞれ記録し、いずれの地点も今年最高気温となった。気象庁は関東全域に「高温注意情報」を出し、熱中症に十分な対策をとるよう呼びかけている。