ソウルのバス運行会社「東亜運輸」は14日、慰安婦を象徴する少女像を座席に置いた路線バスの運行を始めた。民間の国際会議が定めた「世界慰安婦の日」(8月14日)に合わせた取り組みで、9月30日まで運行される。少女像はプラスチック製で、高さ約1メートル30。ソウルの日本大使館公報文化院近くを走る路線バス34台のうち、5台の座席部分に1体ずつ据え付けられた。バスはソウル市の中心部と北部を結んでいる。同社の「林真ユウ社長は「多く利用する学生たちに少女像を見ながら歴史について考えてほしかった」としている。14日朝には、朴元淳ソウル市長が試乗し、慰安婦問題に取り組む姿勢をアピールした。