米ホワイトハウスは18日、スティーブン・バノン大統領上級顧問・首席戦略官(63)が辞任したと発表した。 バノン氏はイスラム教徒の入国禁止など過激な政策を推進し、一時はトランプ大統領の最側近といわれた。しかし、穏健派であるトランプ氏の娘婿クシュナー大統領上級顧問と対立し、次第に存在感が低下。4月頃から辞任論が取りざたされていた。 バノン氏は18日、ケリー大統領首席補佐官と話し合い、辞任を受け入れたという。ケリー氏は7月31日の就任後、ホワイトハウスの態勢立て直しを進めている。トランプ政権では、7月にプリーバス大統領首席補佐官、スパイサー報道官、スカラムチ広報部長が相次いで辞任し、人事の混乱が続いている。