自民党の議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」(代表・青山繁晴参院議員)は4日、国会内で参院選後初となる総会を開いた。今後の組織のあり方として、スパイ防止法の制定などをテーマとした複数の分科会の設置を申し合わせた。秋の臨時国会までに設置に向けた準備を進める。
憲法改正に関する分科会も想定している。総会では出席者から「護る会が中心となって、憲法改正を具体的に実現すべきだ」との意見が出た。
青山氏は7月18日付のブログで、同僚議員から「所属する派閥の長から、旧統一教会の選挙の支援を受けるようにと指示されたが、断った。そのため派閥の長は、その分の票を別の議員に割り振ったようだ」と明かされたと紹介。青山氏自ら派閥の長に面会し、旧統一教会による支援が一般有権者に明らかにされていないのは問題だと指摘し、関係見直しを求めたが、「派閥の長は具体的に答えなかった」という。
青山氏は3日、「派閥の長」が誰を指すのかについては明らかにしなかった。「僕自身は、いかなる団体の支援も受けていない」とも語った。【李舜】