功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

ついにゲラになりました。(2022/08/27)

2022-08-27 08:02:49 | On the Road
▼ついにゲラになりました。
 これに肉筆で修正を入れていきます。

 その作業も、依然として、深夜と未明の時間の、それも一部しか使えません。
 かつては揺れる車中、機中、新幹線、特急電車の中が作品の執筆時間でした。モバイルパソコンの画面は、情報を広範囲に頭に入れるために文字を最小にしていますし、長い歳月、よくも乱視にならなかったなぁと思います。

 しかし今は、車中は公務の電話が中心です。タクシーのときは無理ですが、公設政策秘書が運転してくれる議員車なら、それが可能です。
 それから飛行機、新幹線、特急電車の時間も公務に大半、使っています。国会議員でいる限り、公務は、ありとあらゆる意味、すべての場面で絶対の最優先です。
 このことは、土日祝日も同じです。

 しかし8月21日の日曜、羽田から、出張先の宮崎に飛ぶ1時間40分の機中だけは例外として、贅沢に、執筆に使って、処女小説の「夜想交叉路」の全面改稿を一気に脱稿しました。このエントリーに、ちょっと感激して、記しています。

新生の「夜想交叉路」が姿を現しました

新生の「夜想交叉路」が姿を現しました

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼この作品は、これまでの数奇な運命と同じく、最後までいろんなことに直面します。
 せっかく脱稿したのですが、さまざまな事情と手違いで、なんと、なかなか編集者に読まれませんでした。
 やっと作ってもらったゲラも、なんと、原稿の途中で切れていました。
 いずれも、短くはない作家としての体験で、まったく初めてです。

 しかし、困ったことは最初に起きてくれた方が、きっといい。
 写真は、作り直してもらったゲラです。
 これからは、きっとゲラ直しもどんどんスムーズに進むでありましょう。
 11月の発刊予定が、その通りに実現すると思います。

▼これからも、命の火を惜しみなく費やして、まつりごと ( 政 ) と文学の両立という、わが一本道を歩みます。
 先人には、たとえばフランスの閣僚と、知日派の小説家を両立させたアンドレ・マルローがいらっしゃいます。敬愛していますが、同じ生き方はしません。しませんが、先人がいらっしゃるのは、勇気づけられます。


アンドレ・マルロー - Wikipedia

アンドレ・マルロー - Wikipedia



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きのうの法務部会は、原則の1時間で終わるどころか、2時間に迫りました。(2022/08/27)

2022-08-27 07:50:58 | On the Road
このエントリーのその後、です。
 きのう8月26日金曜の法務部会は、朝9時に開会しました。
 しかし議論が沸騰し、11時が近づいてきても、終わりません。

 ふつう部会は、1時間が制限時間です。
 なぜか。

 参加しているのは全員、自由民主党の衆参両院の現職議員ですから、次の公務があります。
 すなわち委員会、委員会のための折衝である理事会や理事懇談会、本会議、委員会や本会議の日程を決める議院運営委員会、または党務である部会、調査会、対策本部、さらには任意の集まりながら公務の一環である議連 ( 議員連盟 ) の会合、そして、ほとんどの議員にはこれに加えて支持団体や後援会幹部による議員会館の事務所への来訪 ( わたしは支持団体も後援会も無いので、これがありません ) などなどの日程が必ず、入っています。

 今は国会が閉会中なので、上記のうち、委員会、本会議、議院運営委員会はありません。
 だから与野党の多くの議員は、事実上の選挙活動のためもあって地元に帰っていて、国会に来ません。
 しかし志ある議員は、たとえば自由民主党の部会に自主的に参加するために、国会に来ます。
 不肖わたしは、国会の閉会中でも、ほぼ毎日、国会と自由民主党本部に出ます。

 きのうの法務部会は、原則の1時間で終わるどころか、2時間に迫りました。
 わたしは、法務部会のあと、議員会館の青山繁晴事務所に戻って防衛省の良心派と議論するアポイントメントが入っていました。
 しかし離婚に直面された日本国民と、その影響を直に受ける子どもさんという日本国民の運命にかかわる議論ですから、防衛省の良心派にはやむを得ず待ってもらい、部会を中座せず、最後まで居ました。

離婚なさった夫婦の子どもさんをめぐり法務省が民法を改正しようとしていることについて、自由民主党の法務部会は、法務省の提示した「中間試案取りまとめ」の諒承を見送りました

離婚なさった夫婦の子どもさんをめぐり法務省が民法を改正しようとしていることについて、自由民主党の法務部会は、法務省の提示した「中間試案取りまとめ」の諒承を見送りました

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼部会の最後に、法務省は「充分に議論した」として「中間試案取りまとめ」、つまり「中間」そして「試案」といういわば言い訳はついていますが、法務省の考える方向性を自由民主党の法務部会として諒承して欲しいという姿勢を、ほのめかしました。

 すると、大臣経験者が立って「部会をガス抜きにするつもりか。許せない。官僚の考える方向で進めるために部会をやっているんじゃない」と激昂して、仰いました。
 わたしは挙手して、会を仕切る権限のある熊田法務部会長代理( 衆議院議員 ) に発言の許可を求め、居並ぶ法務官僚に「部会がガス抜きにされたら、自由民主党の根幹にかかわる。主権者の代理人である議員から意見が百出している以上は、議論を続けるべきだ」と述べました。
 そのあと、法務部会の役員が自由民主党の政調 ( 政務調査会 ) とも協議の上、中間試案取りまとめの諒承を見送り、議論を続けることになりました。

▼こうした部会とは別に、わたしは議論を深めるために、法務省の行政官(官僚/法務省の場合は検察官出身者を含む)と、議員会館の青山繁晴事務所にて、個別にも議論しています。
 その席でわたしが「日本のご夫婦はほんとうに、3分の1が離婚しているのですか」と法務省側に聞くと、「そうです。間違いありません」という回答でした。
 お子さんが居ないまま離婚されるご夫婦ももちろんいらっしゃるのですが、やはり「離婚後の子どもさんをどうするか」という問題には、おおくの日本国民が直面していると考えねばなりません。

▼このエントリーに記したように、わたしは最初に発言しました。( 上記の「議論を続けるべきだ」という発言は、そのあと2時間近くが経過して、最後にもう一度、あえて発言したのです。上記のとおり、部会をガス抜きにさせないためです )

 その発言は、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の動画で紹介したいと考えています。
 ただ、次の収録 ( 8月29日月曜を予定 ) では、テーマが非常に多いので、この問題を取りあげられないかも知れません。

 日本は、民法の定めによって、離婚した父母のどちらかが子どもを育てる「単独親権」ですが、諸外国は、両方に親権を認める「共同親権」です。

 わたしは、きのうの法務部会で「今日はたまたま欠席だが、小野田紀美参議院議員が『子どもの立場からすると、親権ではなく責任という言葉に変えて欲しい』と問題提起された。とても考えさせられる、意義ある提起だと思う。親の目線、立場からの単独親権、共同親権ではなく、子どもの立場も踏まえて、単独責任、共同責任という用語に法の中でも変えるべきだと考えます」と発言しました。

 また、このブログに少なからず頂いている意見、離婚なさって子どもを育てておられる女性からの意見も紹介しました。


離婚後共同親権、法制審の中間試案先送り 自民部会了承せず:時事ドットコム

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