▼日本の唯一の主人公である、国民のみなさん、わたしはきょう8月10日、あらためて感嘆しました。
▼この写真は、真珠湾に係留されている戦艦ミズーリの艦内に展示されています。
ミズーリは、敗戦国となった日本が降伏文書に調印した船です。
同時にミズーリは、沖縄戦で、わたしたちの沖縄に惨たる無差別攻撃の艦砲射撃を行った軍艦でもあります。
そこへ零式戦闘機が、沖縄県民を護るために突入し、若い操縦士の半身が千切れて艦上に転がりました。
水兵たちが足蹴にするのを、合州国海軍のキャラハン艦長がとどめ、「われらと同じく祖国のために任務を遂行した若者だ」として、艦内の反発を抑えきり、正式なアメリカ海軍葬で弔いました。
▼そのとき、艦内でアメリカ兵が赤と白の生地を集め、手縫いで旭日旗をつくり、日本の若者の半身をくるんで海軍のふるさとである海へと戻したのです。
写真は、その実際の場面です。
以前からミズーリの甲板に掲示され、わたしは民間の専門家時代に、その意味を理解していない日本人ガイドに意見したり、あるいは中国人ガイドに扇動された警備員らと毅然と対峙したことがあります。
もしも関心のあるかたは、新書の「きみの大逆転」をご覧ください。
▼ところが今日、アメリカ軍の側に連絡のうえ、再訪 ( と言っても、もはや数え切れないぐらい訪ねています ) してみると、その写真の旭日旗の部分に、赤い色が入れられている写真もあるのです。 ( 甲板上ではなく艦内に別途、展示されています )
驚いていると、「当時の白黒の写真だけでは、旭日旗の意味がはっきり分からないから、あえて手を加えました」という、いわば公的な説明がありました。
わたしたち日本の側にも、たとえば知覧特攻平和会館 ( 鹿児島県南九州市 ) のかたがたのミズーリへの協力と努力があって、このアメリカ側の努力もあると思います。
ひとりの日本の国会議員として感謝と敬意を捧げつつ、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の取り組みも必要だと深く考えました。