公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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切り抜きダイジェスト 2021/12/22 マルクスが書いた劇曲『オーラネム』

2021-12-22 21:21:04 | 意見スクラップ集

資本主義はマルクスが描くような商品化された労働が支配する社会支配制度ではなく、社会再生産を継続するための社会システム過ぎない。資本主義の下の労働者労働の商品化とは言っても労働能力自身を売っているわけではない、他の労働を選択する権利を放棄しているに過ぎない。虚妄の理論がこれほど人類に支持された背景は、人々がマルクスを知らないことをいいことに神格化したエンゲルスの策略にはめられていたためであろう。


つまり繰り返すが、資本主義では、労働が流通過程を間に挟んだ反対側の環境条件、ストック流動と市場機会に支配されているのであって、資本制生産様式は社会的物理的条件と労働の実体である成果物を媒介する、現時点での社会システム過ぎない。その証拠にこのマルクスの説明では経営者労働を説明することができない。さらに次の疑惑を引用しておこう、マルクスが書いた劇曲『オーラネム』には、サタニスト教会で行われる黒ミサの儀式が描かれていた。ヘレンさんはマルクスの最期の様子をこう語った。「彼は神に対して敬虔でした。最期を迎えるころは1人で部屋に閉じこもり、頭に帯を巻いて一列に並んだロウソクに向かって祈りを捧げていました」。『オーラネム』というタイトル自体はキリストの聖なる名の逆さづりであり、黒魔術ではそのような倒置に魔力があるとされる。

 『オーラネム』の「演奏者」という詩のなかで、マルクスは自分のことを次のように書いた。

 地獄の気が舞い上って、やがて私の脳を充満した
 私は気が狂い、心が完全に変った
 この剣を見たか?
 闇の大王がそれを私に売った
 私のために、彼は拍子を取り、合図をする
 私の死の舞もますます大胆になる

マルクスは社会を根底から破壊するために、その時世界を占有していた資本主義の根底を研究した。彼の超人的制作の動機はこれだけのことである。スポンサーがこれに目をつけた(あるいはマルクス自身が売り込んだ)結果、20世紀の終わりまでに数千万人が命を失った。


 

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