公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

仮面の戦争

2013-05-04 13:59:00 | マスメディア
カダフィは警告した。 多くのものたちは笑っていた。アサドさえ。

はじめは反政府勢力の民主化を求めるデモの防衛といいい、次いで市民の抵抗といい、次いで内戦といいい、やがて毒ガステロとの戦いと言い始めた仮面の戦争は終わるのだろうか。未だにメディアはシリア騒乱などと言っている。
2011年オバマは
『4月9日、オバマは以下のように述べた。
“ 私は、今日および過去数週間にわたってシリア政府が平和的な抗議者たちに対して行ってきた酷い暴力を強く非難する。また、抗議者たちによるいかなる暴力の行使についても強く非難する。私はシリア当局に対し、平和的な抗議者たちにこれ以上の暴力を行使するのを控えるよう求めた。また、報告されている根拠のない逮捕、監禁、囚人への拷問は今すぐ中止しなければならず、現地で起きていることを独立的に検証できるよう情報の自由な流れを許可しなければならない。暴力と監禁はシリア国民の不平不満に対する答えにはならない。今こそシリア政府は市民に対する抑圧を止め、意義ある政治的、経済的改革を求めるシリア国民の声に耳を傾けるべき時である』と言っていた。

サリンの使用が根拠もなくメディアから流れ、米国は慎重姿勢で否定も肯定もしない。一方でイランの背後からの関与が伝えられ、米国は正式にイランを非難しているが、イランは関与を否定している。ジャーナリスト山本美香射殺の実行者がシリア軍といわれる経緯には明らかに反政府派にはめられた形跡がある。日本メディアまで反バッシャール・アル=アサド大統領のシリア政府派国際グループに取り込みたかったのだろう。出来のいい二代目バッシャール・アル=アサド大統領の下で経済が発展しつつあったシリアは国家腐食攻撃を受けて崩れ落ちそうになっている。国家腐食攻撃とは、転覆を意図しながら経済と統治を麻痺させ、強力すぎる独裁者を葬る新しい戦争だ。徐々に戦争の性質を変えてゆくことで既成事実を認めさせるイスラエルの戦略はほとんど成功したかに見える。最大の懸念は大量に蓄積されているという毒ガスだけとなった(そんなものは最初から無い)。イスラエルは止めを刺しにゆく段階かもしれないが、大混乱の拡大は避けられないだろう。

現在の世界は嘉永年間の世界に類似している。ドイツとフランスの革命、さらにはアヘン戦争から明治維新、米国では南北戦争、世界中が革命を欲して咆哮していた。これらを仕掛けた真犯人の本質を解明する必要がある。アラブ諸国の動乱で得をしたのは誰だろうか(カダフィの真実)ここから紐解けば真犯人が見えてくる。

追補2022

カバールがカダフィ大佐を殺してリビアの政権交代を強行した理由の1つは、カダフィ大佐がトリポリの奴隷市(ペドのための子ども供給源だった)を廃止したからだった。新政権誕生後、奴隷市が復活した。

リビア政府、「奴隷オークション」調査に着手 仏では抗議デモ
2017.11.20 Mon posted at 12:01 JST
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リビアの「奴隷マーケット」
(CNN) アフリカから欧州を目指した移民や難民がリビアで奴隷として売買されている実態がCNNの調査報道で明るみに出たことを受け、リビア政府がこの問題について正式調査に乗り出した。フランス・パリ中心部のリビア大使館前では抗議デモが行われた。
CNN取材班は人身売買オークションの映像を入手して、10月に取材のためリビアへ向かった。
パリで18日に行われた抗議デモ参加者の1人は、「行動を起こさなければならない。このようなことを許すわけにはいかない」と語気を強めた。別の女性も「21世紀のこの時代に、人が商品のように売られるなんてありえない」と訴える。
リビア政府は不法移民対策局が中心となって人身売買オークションに関与した人物の摘発を目指すとともに、奴隷として売られた人たちの居所を突き止めて保護し、出身国へ帰国させる方針。
CNNの取材班は、リビアの首都トリポリ郊外で行われたオークションで10人以上の男性が売買される様子を目撃した。中には400ドル(約4万5000円)ほどで競り落とされた男性もいた。オークションはリビア国内9カ所で行われているという証言もあるが、毎月のように行われるオークションの数はもっと多いとみられている。
母国の紛争を逃れる目的で、あるいはより良い暮らしを求めて、毎年何万人もの人たちがリビアを経由し、密航業者を頼って欧州を目指す。
リビアにいる難民や移民の数は国連の推計で70万人。地中海を渡って欧州にたどり着いた人たちは何年も前から、暴行や拉致の被害に遭ったり、奴隷のように働かされたりした経験を語っている。



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