今日の講演会は耳が痛かった。個別漁獲枠とも言う
IQとかは、もう40年前に実施しているのかと思っていた。
手を挙げているのが常→上念司氏。
度TVで発言をしているらしい築地市場の生田氏
『漁業の問題を言うと必ず中韓ガーって話が出てくるがそーじゃねぇ。中韓のことをツベコベ言う前に日本が自ら襟を正さなきゃならねぇのが現状。日本は魚を消費するのは世界一だが漁業政策は後進国だ。水産資源管理では韓国にも遅れをとってる。こんなこと言うと生田三国人説も出るが、まったく違うよ❗』
生田 與克(いくた よしかつ、1962年10月1日 - )は実業家、一般社団法人シーフードスマート代表理事。
勝川先生の現金つかみ取りの例はわかりやすくていい。200海里時代が決定してからの水産出身者として情け無い。資源保護のため旋網漁はやめるべきと授業でも教えていたのに。天下り利害が40年も妨害。闇は深い。
勝川先生の話もほぼこの本の通りでした。
『しかしその後 、 1 9 8 0年代後半から減少に転じ 、現在は 3 7 0万トン ( 2 0 1 4年 )にまで落ち込んでいます 。実に最盛期の 4割以下にまで減っているのです 。水産庁が 2 0 1 1 (平成 2 3 )年に公表したアンケ ート調査によると 、 「水産資源が減少している 」と答えた漁業者は約 9 0 %にのぼり 、資源が増加していると答えたのはわずか 0 ・ 6 %にすぎませんでした 。水産資源の減少は 、まさに漁業の現場の共通認識なのです 。
ベテラン漁業者と話すと 、 「昔は一晩で 、こんなにたくさんの魚が獲れたものだ 」という武勇伝に花が咲きます 。 「昔はこの辺でもウニがたくさん獲れたんだよ 。いつの間にかいなくなっちゃったけど 」とか 、 「毎年 、秋になると 、魚の産卵で湾が白くなったんだけど 、最近は見ないな 」とか 、記録に残されていない 、様々な話を聞くことができます 。日本の海は 、今では想像できないぐらい豊かだったのです 。』
『「ノルウェ ーサバ 」として 、日本人におなじみの大西洋サバは 、ヨ ーロッパを大回游する多国籍資源です 。スペイン沖で産まれた稚魚は 、英国の北を通って 、北のエサ場に回游します 。成長するとノルウェ ー沿岸で産卵群を形成し 、秋頃から産卵場へと回游を始めます 。ノルウェ ー沿岸にやって来たばかりのサバは脂が少なすぎて 、食用に適していません 。その後 、徐々に脂がのっていきます 。やがて産卵期を迎えると 、体の栄養が卵や生殖腺に移っていき 、今度は体の脂が抜けていきます 。ノルウェ ーの漁業者は 、日本市場で評価が高い脂ののり具合になるタイミングでサバを獲りに行きます 。脂ののったノルウェ ーサバが安定供給されることで 、日本のサバ食文化はなんとか維持することができました。』
勝川俊雄氏
魚が食べられなくなる日
2 0 1 6年 8月 5日
電子書籍版発行
著者 勝川俊雄
発行人 菅原朝也
発行所 株式会社小学館
勝川 俊雄(かつかわ としお、1972年 - )は、日本の水産学者。東京海洋大学准教授。一般社団法人海の幸を未来に残す会理事。専門は水産資源管理、水産資源解析。
単著 編集
『日本の魚は大丈夫か―漁業は三陸から生まれ変わる』 NHK出版 (2011年) ISBN 414088360X
『漁業という日本の問題』 エヌティティ出版 (2012年) ISBN 4757160550
『WEDGE 2013年8月号 特集1(ウナギの次はマグロが消える)』 ウェッジ (2013年)
共著 編集
『うな丼の未来 ウナギの持続的利用は可能か』 青土社 (2013年) ISBN 4791767373
監修 編集
『魚のいない海』 エヌティティ出版 (2009年)
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