西郷吉之介(隆永)後に隆盛と呼ばれる青年30歳の時には命は天のものとして考えた。死に場所を探すように入水した。
人間思いの外長生きすると見苦しいものだ。今のサヨクがそのいい例で反権力が発散できれば、オリンピックでも安倍晋三でもなんだっていい。遠い昔の命を賭けた一瞬と今が地続きであるという錯覚は、見苦しいを超えて醜い。学生時代に暴れて大手就職したその時には地続きは、なかったはずだが、都合よく若い日が甦ることほど醜いものはない。
吾思、我身天物也。死生之權在天、當順受之。
吾れ思ふ、我が身は天物なり。死生の權(けん)は天に在り、當に之を順受(じゆんじゆ)すべし。