昭和3年1月1日から昭和20年9月2日までの間に刊行された約22万点のうち、GHQは7,769点を没収宣伝用刊行物に指定しました。
刊行物の没収についてはGHQが日本政府に対して覚書の通達を出していて、第1回の昭和21年3月17日から昭和23年4月15日まで全部で48回の通達がされていました。
◆中江有里(なかえ・ゆり)1973年(昭48)12月26日、大阪府出身。89年JR東海のCMでデビュー。90年TBS「なかよし」で女優デビュー。91年シングル「花をください」で歌手デビュー。92年日本テレビ系「綺麗になりたい」で連ドラ初主演。95年NHK連続テレビ小説「走らんか!」でヒロイン。02年脚本「納豆ウドン」で「NHK大阪ラジオドラマ脚本懸賞」最高賞。13年に法大通信教育部文学部日本学科を卒業。今年4月に公開予定の映画「海辺の映画館-キネマの玉手箱」(大林宣彦監督)に出演する。
HD画質で見る、1995年の中森明菜。 pic.twitter.com/mSIewaCm7Q
— TA-KA (@hakaima_taka) July 23, 2024
以下写真とは無関係だが、
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この本が長く読めない状態にあったのには以下の理由がある。私もケント・ギルバートの紹介tweetがなければ読むことはたぶんなかっただろう。以下は訳した、伊藤延司氏のあとがきの引用である。
ケント・ギルバート
『北朝鮮が日本に警告 「朝鮮総連に対する弾圧は、われわれに対する敵対行為である」~ネットの反応「朝鮮総連=北朝鮮←認めたな」「じゃあ、朝鮮学校に補助金出してる自治体は国連決議違反ということで」「在日朝鮮人の独立した共同体という言い訳はもうこれで使えんなw」』
チマチョゴリ切り裂き事件の真相
のちに朝日新聞OBの永栄潔が長谷川熙との著書「こんな朝日新聞に誰がした?」で「自分の娘を使っての自作自演なんです。娘の親は(朝鮮)総連(在日本朝鮮人総連合会)で私の隣にいた男です。北で何かあると、その男の娘らの服が切られる。『朝日』にしか載らないが、書いている記者も私は知っている」「(自作自演であったということを)書かないことに対する抵抗は幸い薄かった」と追認している。
金記者(金 武義(キム・ムイ、김무의、1961年 - 1995年)は、在日朝鮮人三世のフリーランスライター )はその後不明死をとげた。
自らの朝鮮学校通学体験と、そこから感じた朝鮮学校や在日本朝鮮人総聯合会に対する失望感などを問題意識として持ち続けながら、在日朝鮮人と現代日本社会の関わりについて、様々な角度からの取材を行い、宝島30の常連ライターの一人として、発音をそのまま平仮名書きにしたきむ・むいのペンネームでいくつかのルポルタージュを発表した。「『チマチョゴリ切り裂き事件』の疑惑」(『宝島30』1994年12月号掲載)では、チマチョゴリ切り裂き事件について、朝鮮学校関係者・卒業生からの取材に基づき、たしかに女生徒達にチマチョゴリが切られる等の被害があったことを確認する一方、報道した記者への取材から、朝鮮総連の発表をそのまま報道していたことを明らかにした。大阪経済法科大学の呉清達(オ・チョンダル) ・副学長(当時。なお同大学には複数の副学長がいる)を(工作員?)調査中に、自室アパートで死去、数日後に発見された。宝島30は編集後記でそのことを読者に伝え、哀悼の意を表した。
『私がこの本にめぐりあえたのは 、まったくの僥倖である 。一九九三年暮れ 、白子英城氏から知人を通じて 「かつてマッカ ーサ ーが日本での出版を禁じた本があるのだが 、どんな内容か読んでみてほしい 」と依頼された 。私は翌年の正月の一ヵ月をかけて読んだのだが 、恥ずかしい告白を許していただくなら 、途中何度も泣いた 。著者のヘレン ・ミア ーズが豊富な資料をもとにして詳細に描いた太平洋 、沖縄における日本兵と民間人の死 、大空襲と原爆による一般市民の死の惨めさと 、同じ惨めさをアジアの人々に強要した近代日本の運命が無性に悲しかった 。その後 、白子氏から全文を翻訳してくれないかという再度の依頼があった 。九四年六月から八月までの 、あの史上最高の暑い夏の三ヵ月間 、私は夢中になって訳出に取り組んだ 。原文三二四ペ ージ 、訳文が四百字詰め原稿用紙にして六百枚を超える作業だったが 、一ペ ージごとに胸のつかえの下りる爽快感が猛暑を忘れさせてくれた 。惨めな死は確かにやりきれないものだったが 、そうした惨めな死をつくり出した近代日本の行動原理を分析するミア ーズのバランス感覚と 、歴史を見る目の透きとおり方が爽快だったのである 。少し個人的思い入れがすぎるかもしれないが 、話の行きがかり上 、本書と白子氏の関係に触れておく 。同氏は現代史に興味をもち 、自分で勉強しているビジネスマンである 。同氏がいまだに評価の定まらない現代史の樹海に分け入っていったのは 、長年解きえない疑問があったからだという 。 「日本はなぜパ ールハ ーバ ーを攻撃したか 」 「なぜ無謀な戦争をしなければならなかったか 」という疑問である 。戦後史観をもってすれば 、答えは簡単で 「日本は侵略者だった 」からだが 、果たしてそれほど単純なことなのか 。白子氏がこの疑問をアメリカにいる友人に話したとき 、友人が教えてくれたのが M i r r o r f o r A m e r i c a n s : J A P A Nだった 。しかし 、本はすでに絶版になっていたため 、アメリカの古書探しの専門機関に依頼し 、ようやく手に入ったのが一九九三年 、 「できすぎた話ですが 、私の手元に届いたのが十二月八日 」だったという 。』
そしてヘレン自身の前文がその論拠の公平性の証拠になるだろう。なおこの本には「アメリカで出版されたのは1948年(昭和23年)で、日本はまだアメリカ軍の占領下であった。翻訳家の原百代氏が、著者ヘレン・ミアーズ氏より原著の寄贈をうけ、日本での翻訳出版の許可を得た。しかし、占領下の日本では、この本の出版に対して連合国総司令部(GHQ)の許可を得なければならなかった。そして、翻訳出版は許可されなかった。1951年(昭和26年)、サンフランシスコにおいて日米講和会議が開かれ、ソ連を除く連合国と日本が講和条約に署名した。連合国軍による占領は終了し、日本は再び独立国になった。そして1953年、原氏は「アメリカの反省」(文芸春秋)と題して、この本の翻訳を出版することが出来た。」という前史があるとの記載がある。『忘れられた日米関係 ヘレン・ミアーズの問い』(御厨貴・小塩和人共著、筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年)に、出版の経緯と以後の足跡が詳しく記されているとWikipediaに書かれている。
ヘレン→原百代→白子英城→伊藤延司というバトンで今日の日の目を見た。
原百代 (はら ももよ、1912年9月16日 - 1991年8月12日、女性)は、作家、翻訳家。
東京生まれ。1934年に津田英学塾(現津田塾大学)卒業。戦前から英文翻訳業を行い占領下では、GHQ機関に勤務、独立後は翻訳家に戻った。知人となり贈られたヘレン・ミアーズ(Helen Mears、1900-1989)『Mirror for Americans.JAPAN』を読み感銘し、1949年にCIE(民間情報教育局)へ翻訳許可を願い出たが認可されず、独立後の1953年に『アメリカの反省』として訳書を上梓した(現在は伊藤延司訳、『アメリカの鏡・日本』 角川学芸出版)。また1950年代には、被爆者たちのルポ英訳も行った。交通事故で重傷を負いながら、13年の歳月をかけ『武則天』を書き上げた。1982年、同作でエイボン女性大賞受賞。
白子英城氏 1965年 明治大学商学部卒業 株式会社スイックプラス(ワイン輸入販売業 東京都千代田区神田富山町1番地2)会長
私はいずれ原文で読むだろう。この公平で曇りない観察の初稿を。。
p57 On September 11, 1941, he[President Roosevelt] said:"....the very presence of Axis subs or raiders in any waters which America deem vital to its defence constitutes an attack.
p58Japanese would not understand why Japan should not have the same right as the United States to define its own national interests, and to decide what and who threatened them.And if the United States declares itself unwilling to wait "until the enemy has landed on our shores," the Japanese would feel that, in justice, they should be allowed the same privilege of deciding where and when and whom they must fight to protect their "very national existence."
『私たちアメリカ人は 、今のところ 、地球上で最も強い国民である 。私たちの社会 、あるいは国の安全については 、心の奥ではともかく 、少しの不安も抱く理由はない 。だからこそ 、私たちは世界が置かれている深刻な無秩序状態の責任を免れることができないのである 。私たちが本当に平和を望んでいるのなら 、世界の戦争原因を究明するにあたって 、もっとも現実的になる必要があるだろう 。
そのためには日本は絶好の出発点である 。日本が重要なのは 、パ ールハ ーバ ーの故だけではない 。私たちがこの島を占領し 、その制度を 「改革 」しようとしているからであり 、日本がアジアで初めての 「近代国家 」であり 、大国として認められた国だから 、重要なのだ 。日本人は自分たちの歴史と文化をどう考えているのか 、なぜ日本は戦争に向かったかを知ることによって 、今日世界を覆う無政府状態の下で近代化されていくアジアの他の国々と 「後進 」地域に 、私たちが将来に何を期待するかを学ぶのである 。
そして 、日本が第一次世界大戦時には 「敵 」ではなく 「同盟国 」だったから重要なのである 。一つの国がいきなり 「友人 」から 「敵 」に変わった理由がわかれば 、私たち自身の考えと政策が他国の人々に向けられるとき 、それがどのように見えるか 、知ることができる 。この本の意図は 、少なくともその探究を始めることにある 。』
略
『人道主義と恐ろしいまでの無神経さが 、いつも裏腹になっていた 。彼らは個人個人の日本人には必ず人道的態度をみせるのだが 、絶えず批判と 「改革 」の対象とされている人たちがどんなに屈辱感を味わっているか 、まったく気づいていなかった 。それは実に陰険な状況なのだが 、その深刻さにも気づいていないようだった 。こうした二重人格性は 、占領軍内部のほとんど一般的な状況だった 。この二重人格性は占領政策の特徴でもあった 。もっとも 、政策があるようにみえていただけで 、本当にあったかどうかわからない 。政策の実施現場にいる人間たちの間には 、何をすべきか 、ほとんど合意がなかった 。それぞれの部門が違った考えをもっていた 。違いはほとんどの場合 、部門責任者の性格からくるもので 、それぞれの部門内では 、それぞれの局の責任者が大きな権限をもっていたから 、さまざまの局が相矛盾する政策を進めていたようだ 。何千万人の生活に重大な結果をもたらさずにはおかないことが 、ほとんど光のような速さで決定されていた 。こういう決定は日本に経済的混乱を引き起こすかもしれないと疑問をさしはさむと 、 「だって 、彼らは戦争に負けたんだろう ? 」とか 「卵を割らなきゃ 、オムレツはできないよ 」という答えが返ってきた 。私たちが壊そうと努力してきたのは 、こういう社会観だったはずだ 。どちらの答え方にも 、その社会観がよく表われていたが 、誰もそれを認めなかったばかりか 、熱弁をふるって否定するのだった 。』
そのためには日本は絶好の出発点である 。日本が重要なのは 、パ ールハ ーバ ーの故だけではない 。私たちがこの島を占領し 、その制度を 「改革 」しようとしているからであり 、日本がアジアで初めての 「近代国家 」であり 、大国として認められた国だから 、重要なのだ 。日本人は自分たちの歴史と文化をどう考えているのか 、なぜ日本は戦争に向かったかを知ることによって 、今日世界を覆う無政府状態の下で近代化されていくアジアの他の国々と 「後進 」地域に 、私たちが将来に何を期待するかを学ぶのである 。
そして 、日本が第一次世界大戦時には 「敵 」ではなく 「同盟国 」だったから重要なのである 。一つの国がいきなり 「友人 」から 「敵 」に変わった理由がわかれば 、私たち自身の考えと政策が他国の人々に向けられるとき 、それがどのように見えるか 、知ることができる 。この本の意図は 、少なくともその探究を始めることにある 。』
略
『人道主義と恐ろしいまでの無神経さが 、いつも裏腹になっていた 。彼らは個人個人の日本人には必ず人道的態度をみせるのだが 、絶えず批判と 「改革 」の対象とされている人たちがどんなに屈辱感を味わっているか 、まったく気づいていなかった 。それは実に陰険な状況なのだが 、その深刻さにも気づいていないようだった 。こうした二重人格性は 、占領軍内部のほとんど一般的な状況だった 。この二重人格性は占領政策の特徴でもあった 。もっとも 、政策があるようにみえていただけで 、本当にあったかどうかわからない 。政策の実施現場にいる人間たちの間には 、何をすべきか 、ほとんど合意がなかった 。それぞれの部門が違った考えをもっていた 。違いはほとんどの場合 、部門責任者の性格からくるもので 、それぞれの部門内では 、それぞれの局の責任者が大きな権限をもっていたから 、さまざまの局が相矛盾する政策を進めていたようだ 。何千万人の生活に重大な結果をもたらさずにはおかないことが 、ほとんど光のような速さで決定されていた 。こういう決定は日本に経済的混乱を引き起こすかもしれないと疑問をさしはさむと 、 「だって 、彼らは戦争に負けたんだろう ? 」とか 「卵を割らなきゃ 、オムレツはできないよ 」という答えが返ってきた 。私たちが壊そうと努力してきたのは 、こういう社会観だったはずだ 。どちらの答え方にも 、その社会観がよく表われていたが 、誰もそれを認めなかったばかりか 、熱弁をふるって否定するのだった 。』
アメリカの鏡 ・日本完全版 ヘレン ・ミア ーズ
伊藤延司 =訳
1995年5月9日
平成 2 7年 1 2月 2 5日電子版発行 角川ソフィア文庫版より
アメリカ人の纏っていた世界が均一な価値に服従する、服従すべきと言う楽観。何も分からずに解剖したり手術したり、化学反応を起こしたり。彼らが一見成功しているように見えたのは、日本人が受けたからだということに何十年も気づかせなかったのは日本人の罪だろう。
第2次世界大戦後の対日賠償問題に関し,アメリカ代表 E.ポーレー大使が2度にわたり来日してまとめた報告。中間報告 (1945.12.7.発表) とこれを発展させた「大統領に対する対日賠償報告」,いわゆるポーレー最終報告 (46.11.28.発表) がある。最終報告では,日本の戦争能力破壊のため鉄鋼,工作機械など基礎工業の4分の3を撤去,日本の保有船舶を 150万tに制限し,極東以外の諸港への商業就航を一切禁止し,さらに一切の軍需産業の禁止,電力生産設備の少くとも5割を除去するなど日本産業圧縮のためきびしい見解が述べられていた。
GHQの検閲事項の施行規則第8項は、「朝鮮人への批判」を禁じているのだ。江藤淳の調査によって発見されたアメリカ国立公文書館分室の資料番号RG331,Box No.8568にA Brief Explanation of the Categories of Deletions and Suppressions,dated 25 November,1946
いわゆるプレスコードには30の施行規則があった。
趣旨
連合軍最高司令官は日本に言論の自由を確立せんが為茲に日本出版法を発布す。本出版法は言論を拘束するものに非ず寧ろ日本の諸刊行物に対し言論の自由に関し其の責任と意義とを育成せんとするを目的とす。特に報道の真実と宣伝の除去とを以て其の趣旨とす。本出版法は啻(ただ)に日本に於ける凡ゆる新聞の報道論説及び広告のみならず、その他諸般の刊行物にも亦之を適用す。
報道は絶対に真実に即すること
直接又は間接に公安を害するようなものを掲載してはならない
連合国に関し虚偽的又は破壊的批評を加えてはならない
連合国進駐軍に関し破壊的に批評したり、又は軍に対し不信又は憤激を招くような記事は一切掲載してはならない
連合軍軍隊の動向に関し、公式に発表解禁となるまでその事項を掲載し又は論議してはならない
報道記事は事実に即し、筆者の意見は一切加えてはならない
報道記事は宣伝目的の色を着けてはならない
宣伝の強化拡大のために報道記事中の些細な事項を強調してはならない
報道記事は関係事項や細目を省略する事で内容を歪曲してはならない
新聞の編輯に当り、何らかの宣伝方針を確立し若しくは発展させる為の目的で、記事を不当に軽く扱ってはならない
削除および発行禁止対象のカテゴリー(30項目)編集
江藤淳の調査によって、アメリカ国立公文書館分室の資料番号RG331,Box No.8568にA Brief Explanation of the Categories of Deletions and Suppressions,dated 25 November,1946が保管されていたことがわかった[17]。この「削除と発行禁止のカテゴリーに関する解説」において次のような具体的な検閲の対象カテゴリーが30項目も規定されていた[18]。検閲では以下に該当しているか否かが調べられた。
SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
極東国際軍事裁判批判
GHQが日本国憲法を起草したことの言及と成立での役割の批判《修正:2018年4月26日、江藤氏原訳「GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判」を英文原文に従い修正。修正根拠は記載のアメリカ国立公文書館の典拠文書の記述に拠る。(細谷清)》
検閲制度への言及
アメリカ合衆国への批判
ロシア(ソ連邦)への批判
英国への批判
朝鮮人への批判
中国への批判
その他の連合国への批判
連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
満州における日本人取り扱いについての批判
連合国の戦前の政策に対する批判
第三次世界大戦への言及
冷戦に関する言及
戦争擁護の宣伝
神国日本の宣伝
軍国主義の宣伝
ナショナリズムの宣伝
大東亜共栄圏の宣伝
その他の宣伝
戦争犯罪人の正当化および擁護
占領軍兵士と日本女性との交渉
闇市の状況
占領軍軍隊に対する批判
飢餓の誇張
暴力と不穏の行動の煽動
虚偽の報道
GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
解禁されていない報道の公表