公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

明日の神話 2

2013-05-15 16:54:23 | マキャヴェッリ
複利増殖の神話を疑う、そのようなことを3年前のタイトル「明日の神話」に書いた。
今も昔と同じように、増殖をもたらさない資産を持っていても人々は決して現状に満足しない。普通の人々にとって、未来はそのように保守的(確実なプラスをもたらすもの)なものだ。

未来をつくるということは、空想や夢で済まされない焦眉の課題ということに、少なくとも世界のリーダー達は気づくべきではないだろうか。あるいは既に気づいていて、俺達へのお知らせが遅れているだけかもしれないが。。
この図はローマクラブがMITに委託研究した将来シミレーション、成長の限界の40年検証だ。確実なことは、破綻の崖まで何の施策も打っていないということ。

シェールガスで甘い夢を見ていると期限はあっという間にやってくる。

あとたった25年程度で人類はどこまで自覚できることだろう。自覚しているビル・ゲイツはゼロへのイノベーション講演で、大気中への炭素放出を減らすために、まずP(人口)を減らすと言っている。おぞましい。人はなぜ棍棒で殴られるのか?そこに今棒の先に頭を出している自分がいるからだ。

フィクションが絶大な力を持っていた時代は終わってしまった。そして始まったのは、金力の時代。25年かけてビル・ゲイツのようなリーダーが何を示すのか明確である。想像力ではなく現実の痛みである。人口を減らす現実的痛みは、世界をPの大きさに応じて分割するということにほかならない。
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