特殊詐欺グループとの間で闇営業を行った問題で、当面の謹慎処分となっていた雨上がり決死隊の宮迫博之(49)が引退を決断したことが18日、分かった。吉本興業に申し出た。6月の問題発覚以降、同社と話し合ってきたが、広がり続ける騒動にけじめをつけるために決断した。同社が契約解消に踏み切る可能性もある。ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)の進退についても協議中。会見は未定で、正式発表が待たれる。
こういうニュースをみるたび思うのは、日本人の中に流れる法治主義とは別の贖罪の仕組み。ヤクザが指を切り落としけじめをつけるという抗争終結の思想には、法治主義とは別の共同体間の抗争解決方法の存在。この事件は吉本興業とその利害関係者の未来救済のため、別の共同体であるマスコミ村との利害対立を解決するために、中世日本では下手人(げしにん)を差し出し解決を試みたのであろう。下手人は真の犯人とは限らないのが中世以来の習慣で、切腹もまた、抗争の広がりによって死者が増えること、争いで血脈が絶えることを未然にふせぐ知恵と言える。
そういえば宮迫は『龍馬伝』で切腹していたっけ。
《このたびは、多大なるご迷惑をおかけし、大変お待たせしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。亮と2人で本日午後3時から謝罪会見を開きます。各メディアを通じてにはなってしまいますが、皆様の前で、自分の言葉で事実をお伝えし、謝罪をさせてください。》吉本ぐだぐだ。社長が謝罪なんでえ?芸人が叛乱を起こしたから。松本の乱始まったかと思ったら終わり。
反社会勢力のパーティーで会社を通さない「闇営業」をしていたとして、吉本興業との契約を解消されたお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)が20日、東京都内で午後3時から会見を開いた。宮迫さんは冒頭、謝罪をしつつ「(吉本興業の社長から)会見をしたらお前ら全員クビにするからな」と言われたことを明らかにした。
会見には謹慎処分中の「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん(47)も同席した。
吉本興業は19日、特殊詐欺グループとの間で闇営業を行ったとして謹慎処分となっていた、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)のマネジメント契約を解消したと発表した。宮迫は一度は引退を申し出て、引退会見の会場まで同社が押さえたが、寸前で自ら「契約解消でいい」と告げたという。今後の会見予定もない。「金銭は受け取ってない」というウソから騒動の傷口が広がり、人気者がタレント生命を失うという最悪の結末を迎えた。
吉本はこの日、午後1時すぎに報道各社に文書を送付。「諸般の事情を考慮し、今後の宮迫博之とのマネジメントの継続に重大な支障が生じたと判断」したとして、19日付での契約解消を報告した。宮迫と同じく進退について同社と話し合いをしていたロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)については現行通りの謹慎処分という。
闇営業問題は6月に発覚。すでに吉本から契約解消されたカラテカ入江慎也(42)の口利きで、14年12月に宮迫や亮ら4人が、特殊詐欺グループの忘年会に参加したことが報じられた。当初はギャラをもらっていないとしていたが、説明が虚偽だったことが判明。宮迫は6月25日に謹慎となった。
この日発売の写真誌「フライデー」が掲載した、16年に約7億5000万円相当の金塊を強奪した主犯格の被告と宮迫の集合写真について吉本側は「交友関係はなく、問題はない」と判断した。
では契約解消の判断に至ったのはなぜか。端緒は宮迫と吉本側の信頼関係のほころびだ。そして最終的に、引退の意志を固めていた宮迫が「吉本との決別」という形の決着を選んだという構図が浮かび上がってきた。関係者によると「宮迫と吉本の関係は修復不可能になっていた」と話す。
テレビ局幹部ら複数の話を総合すると、問題発覚から双方が話し合いを重ねる中で、たびたび引退の意向を切り出しており「周囲の芸人が勧めたとおり、会見したいとの意向も持っていた」という。
しかし、吉本側では宮迫が虚偽の報告をしたことなどから当初から信頼が揺らいでおり、交渉は物別れが続き、互いに当初から不信感を募らせていた。
その中で「宮迫さんが弁護士を立てた」とテレビ局幹部は語る。吉本側も弁護人を通じての交渉に切り替えたことで意思疎通がさらに円滑に運ばなくなり、溝を深めることになった。
芸人と契約書を交わさず信頼関係で築かれていたお笑い界最大の帝国が、弁護士を挟み芸人と向き合うという“らしさ”を失う形に。ダメ押しは19日の幻の会見を巡るすれ違いだ。
複数の芸人仲間によると、吉本は18日夜、自らが主導し、19日12時から会見を行うべく都内のホテルを押さえた。だが宮迫は18日夜の打ち合わせに現れず。中堅芸人によると、宮迫からは直接電話で「会見はしません。契約解消でいいです」と連絡があったという。
事情を知る関係者は「宮迫は吉本に信頼がおけない中、会社のセッティングに委ねたくないと思ったのでは」と話す。これを受け吉本は19日朝、弁護士を通じて宮迫に処分を通達。宮迫も受け入れた。
解雇相当の契約解消となったことで、将来的な吉本への復帰はほぼ断たれ、芸能活動については、これで一度終止符が打たれることになる。「アメトーーク!」など10本のレギュラーを持つ売れっ子にとっては、あまりにも寂しすぎる最後となった。
こういうニュースをみるたび思うのは、日本人の中に流れる法治主義とは別の贖罪の仕組み。ヤクザが指を切り落としけじめをつけるという抗争終結の思想には、法治主義とは別の共同体間の抗争解決方法の存在。この事件は吉本興業とその利害関係者の未来救済のため、別の共同体であるマスコミ村との利害対立を解決するために、中世日本では下手人(げしにん)を差し出し解決を試みたのであろう。下手人は真の犯人とは限らないのが中世以来の習慣で、切腹もまた、抗争の広がりによって死者が増えること、争いで血脈が絶えることを未然にふせぐ知恵と言える。
そういえば宮迫は『龍馬伝』で切腹していたっけ。
《このたびは、多大なるご迷惑をおかけし、大変お待たせしてしまい、本当に申し訳ございませんでした。亮と2人で本日午後3時から謝罪会見を開きます。各メディアを通じてにはなってしまいますが、皆様の前で、自分の言葉で事実をお伝えし、謝罪をさせてください。》吉本ぐだぐだ。社長が謝罪なんでえ?芸人が叛乱を起こしたから。松本の乱始まったかと思ったら終わり。
反社会勢力のパーティーで会社を通さない「闇営業」をしていたとして、吉本興業との契約を解消されたお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)が20日、東京都内で午後3時から会見を開いた。宮迫さんは冒頭、謝罪をしつつ「(吉本興業の社長から)会見をしたらお前ら全員クビにするからな」と言われたことを明らかにした。
会見には謹慎処分中の「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん(47)も同席した。
吉本興業は19日、特殊詐欺グループとの間で闇営業を行ったとして謹慎処分となっていた、雨上がり決死隊の宮迫博之(49)のマネジメント契約を解消したと発表した。宮迫は一度は引退を申し出て、引退会見の会場まで同社が押さえたが、寸前で自ら「契約解消でいい」と告げたという。今後の会見予定もない。「金銭は受け取ってない」というウソから騒動の傷口が広がり、人気者がタレント生命を失うという最悪の結末を迎えた。
吉本はこの日、午後1時すぎに報道各社に文書を送付。「諸般の事情を考慮し、今後の宮迫博之とのマネジメントの継続に重大な支障が生じたと判断」したとして、19日付での契約解消を報告した。宮迫と同じく進退について同社と話し合いをしていたロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)については現行通りの謹慎処分という。
闇営業問題は6月に発覚。すでに吉本から契約解消されたカラテカ入江慎也(42)の口利きで、14年12月に宮迫や亮ら4人が、特殊詐欺グループの忘年会に参加したことが報じられた。当初はギャラをもらっていないとしていたが、説明が虚偽だったことが判明。宮迫は6月25日に謹慎となった。
この日発売の写真誌「フライデー」が掲載した、16年に約7億5000万円相当の金塊を強奪した主犯格の被告と宮迫の集合写真について吉本側は「交友関係はなく、問題はない」と判断した。
では契約解消の判断に至ったのはなぜか。端緒は宮迫と吉本側の信頼関係のほころびだ。そして最終的に、引退の意志を固めていた宮迫が「吉本との決別」という形の決着を選んだという構図が浮かび上がってきた。関係者によると「宮迫と吉本の関係は修復不可能になっていた」と話す。
テレビ局幹部ら複数の話を総合すると、問題発覚から双方が話し合いを重ねる中で、たびたび引退の意向を切り出しており「周囲の芸人が勧めたとおり、会見したいとの意向も持っていた」という。
しかし、吉本側では宮迫が虚偽の報告をしたことなどから当初から信頼が揺らいでおり、交渉は物別れが続き、互いに当初から不信感を募らせていた。
その中で「宮迫さんが弁護士を立てた」とテレビ局幹部は語る。吉本側も弁護人を通じての交渉に切り替えたことで意思疎通がさらに円滑に運ばなくなり、溝を深めることになった。
芸人と契約書を交わさず信頼関係で築かれていたお笑い界最大の帝国が、弁護士を挟み芸人と向き合うという“らしさ”を失う形に。ダメ押しは19日の幻の会見を巡るすれ違いだ。
複数の芸人仲間によると、吉本は18日夜、自らが主導し、19日12時から会見を行うべく都内のホテルを押さえた。だが宮迫は18日夜の打ち合わせに現れず。中堅芸人によると、宮迫からは直接電話で「会見はしません。契約解消でいいです」と連絡があったという。
事情を知る関係者は「宮迫は吉本に信頼がおけない中、会社のセッティングに委ねたくないと思ったのでは」と話す。これを受け吉本は19日朝、弁護士を通じて宮迫に処分を通達。宮迫も受け入れた。
解雇相当の契約解消となったことで、将来的な吉本への復帰はほぼ断たれ、芸能活動については、これで一度終止符が打たれることになる。「アメトーーク!」など10本のレギュラーを持つ売れっ子にとっては、あまりにも寂しすぎる最後となった。