チキンラーメンの残酷と幸福

サンシー殖産の安藤百福（あんどう ももふく、1910年（明治43年）3月5日 - 2007年（平成19年）1月5日）、元名呉百福、は日本の実業家。インスタンラーメンの開発者として知られる。日清食品（株）創業者。日本統治時代の台湾出身。)

やってきたことは華僑的に同胞ビジネスばかりだったが失敗の末に市場を創造した功績は消えない。

チキンラーメンの誕生した日。それから60年。久しぶりにホンコン焼きそば作ろうかね。

消費者が望むものを作ってもそれを売る人々が理解できないこともある。チキンラーメンに対するアーリーアダプターは国内ではなくて海外だった。他方カップライスは『カップライスを試食した政治家や食糧庁職員の評判はすこぶる高く、マスコミは「奇跡の食品」、「米作農業の救世主」と報道した。安藤曰く「長い経営者人生の中で、これほど褒めそやされたことはなかった」』にも拘わらず失敗に終わった。

イノベーターにはよくあること。褒められることはないと思え、試練は残酷というより幸福なラッキーマンの条件だ。爆発的成長と類似品の大津波と反インスタントの反作用と絶え間ない苦労の始まりさえも経験できずに消える者が多い、日清食品は中大企業として生き残ったのだから。

人生が思ってる以上に短く、チャンスを創りに行かなければ、ずっと待ちぼうけで終わる。



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