エリザベス・ギルバートがここに述べていることは、作家(もの書き、絵かき、音楽家と言った人々)のようにクリエイティブな人々には精神の危機という不安がある。クリエイティブな人々は概ね短命であり、たとえ生命があっても作品にゆっくりと殺されてゆく。これに対処することが大きな課題だというのが彼女の問題意識。だが作家では無い私だが、無いものをビジネスとして作ろうとしている今の私にかつての不安は無い。無から創造された私達は、どんなに精妙完璧な能力と人格を持っていても、死とともにあれば、無でしかないとわかっているからだ。しかしこのブログの読者ならば、ここでエリザベス・ギルバートが言っている処方箋「姿の見えない何者かとの対話型の共同作業」は、真我と小我を区別するという仏教や古代の哲学の考え方と変わりないことだと理解できるだろう。これまで霊的な器と見たものと同じだろう。
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