個人的には科学に歴史的表彰は不要な名誉と思います。科学は科学によってのみ評価されるべき。韓国は新しい歴史戦が出来そうなのでせいぜいガンバッテクダサイ。
歴史的化学論文大賞に野依良治氏と福井謙一氏の論文…米学会が選出
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化学分野などで歴史的な成果を記した論文に米国化学会が贈る「歴史的化学論文大賞」に、いずれもノーベル化学賞受賞者の野依良治・名古屋大特別教授(83)と福井謙一氏(京都大教授、1998年死去)の論文が選ばれた。名古屋大などが20日、発表した。アジアの研究機関発の成果で選ばれたのは、初めてだという。
歴史的化学論文大賞は、2006年に創設。これまでに、アボガドロの分子説(1811年)、ワトソンとクリックによるDNAの二重らせん構造に関する論文(1953年)などが選ばれている。賞は、成果を収めた研究者が所属していた研究機関に授与される。
野依氏の論文は、右手と左手のように左右対称な立体構造を持つ化合物のうち、有用な片方だけを合成できる「不斉(ふせい)触媒」に関するもので、1987年に米化学会誌に掲載された。
一方、福井氏の対象論文は、たくさんの電子の中に、最前線(フロンティア)で主要な働きをする特定の電子がある「フロンティア電子理論」を提唱したもので、52年に発表された。いずれもノーベル化学賞受賞につながる重要な業績だ。
野依氏は、20日の記者会見で「とても光栄だが、偉大な受賞論文リストの中に入るのは、恐縮するところでもある。研究機関をたたえることで、長期的な視点で若い研究者が育成されることを祈っている」と、喜びを語った。