2021年1月2日 6:04 JST
米議会はトランプ大統領の任期末期に、超党派で手痛い打撃を与えた。7405億ドル(約76兆4200億円)規模の国防権限法案に対するトランプ氏の拒否権行使を、上院が1日の採決で覆した。下院では12月28日に同法案を再可決している。
12月3日 米議会の議員は国防予算の大枠を定める国防権限法(NDAA)について、上下両院で一本化した最終法案を公表した。ドイツ駐留米軍や南北戦争で奴隷制度存続を主張した南軍指導者に由来する米軍基地名を巡りトランプ大統領の方針に反する内容が盛り込まれた。