天安門事件、この事件が今の前の世代の出世の前提となり、今の世代はさらにチベットを踏み台にして頭角を示した。これが中国の政治法則。自国民をどれだけ殺せたからで政治家が選別されている。
すでに始まった未来がここにある。
『亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は3日、東京都内で産経新聞と会見し、新疆ウイグル自治区で中国当局によるウイグル族弾圧が強まっていると言明、人権状況を監視する国際部隊投入の必要性を訴えた。同議長は、習近平政権下での弾圧が「文化大革命時よりもひどい」と強調。自治区内は弾圧を行う軍人や軍用犬であふれ返っているとし、「人権擁護の国策」を堅持する米国を中心とした国際部隊を投入して「弾圧を早急に食い止めてほしい」と訴えた。また、米議会でウイグル族の人権を保護する法案の採択を目指す考えを示した。日本政府にも、ウイグルの人権問題を外交政策に取り入れ、「人権監視の専門機関設置」を呼びかけた。(黒沢潤)』
レコードチャイナ
『2016年5月20日、ヒマラヤ山脈の麓に位置する中国チベット自治区。インドを拠点とするチベット亡命政府の独立運動が続く。同じような独立運動を抱える新疆ウイグル自治区と並ぶ中国の“火薬庫”でもある。中国政府は最近もチベット独立運動への関与を理由にドイツ国会議員の入国を拒否するなど、神経をとがらせている。
チベットには1949年の新中国成立から間もない51年、人民解放軍が進駐。チベット族側の反発が広がった。59年の動乱を軍が鎮圧。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世はインドに脱出し、亡命政府を樹立した。65年、中国でチベット自治区が成立。その後も抗議行動が続き、89年にはラサに戒厳令が敷かれた。2008年にもラサなどで大規模な騒乱が起きた。
中国によるチベット統治については国際社会の批判が強く、米メディアによると、米国の国際宗教自由委員会(USCIRF)は2016年度の年次報告書で、中国を宗教の自由への違反が「特に懸念される国」に再指定。昨年10月、中国の習近平国家主席が英国を公式訪問した際、ダライ・ラマ14世と親交があるチャールズ皇太子は、エリザベス女王主催で開かれた歓迎の公式晩さん会を欠席した。
中国入国を拒まれたのは、独キリスト教民主同盟(CDU)のメンバーで連邦議会議員のマイケル・ブランド氏。5月下旬に連邦議会の代表団の一員として訪中する予定だったが、独メディアは「過去にチベット独立関連の活動に参加していたことが原因」と報じた。ブラント氏も「数週間前、独駐在の中国外交官が訪ねて来て私に圧力をかけた。ネットに掲載しているチベット関連の発言を削除するよう求められたが、拒否した」と明かした。
中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は「人権問題に関して中国に言及した人物は彼1人ではなく、その多くの人が中国に訪れている」と指摘する一方で、「彼が招かれなかったのは、かたくなにチベット独立勢力を支持したからだ。これは独政府が堅持する中国の政策に公然と反する間違った行為である」と言い切った。
チベット独立派と関係を断つことは、芸能人にも求められる。中国メディアによると、今年3月、中国の人気歌手や香港の俳優らがインドで開かれたチベット仏教の儀式で、亡命政府の指導者と同席していたと報じられると、チベット自治区の呉英傑(ウー・インジエ)共産党委員会副書記は「ダライ集団との接触は、その目的が何であれ、われわれは断固反対する。スターは自らの行動に責任を持つべきだ」と警告した。
折しも、ダライ・ラマ14世は5月8日から日本を訪問。在日チベット人らと交流した。しかし、この間、日本メディアでは、著名なノーベル平和賞受賞者の動静に関する記事は、ほとんど見当たらなかった。毎年のように来日しており、ニュース価値はあまりない、と判断したとみられる。何かに気を使ったのでなければ幸いだ。(編集/日向)』
『中国で民主化を求めた学生が武力で弾圧され、多くの死傷者が出た「天安門事件」から27年にあたる4日、香港で追悼式が行われました。会場には式に反対する団体が乱入し、一時騒然となりました。
香港島の中心部で行われた追悼式は、民主派団体らが「天安門事件の犠牲者の名誉回復」や「中国全土の民主化」を求めて毎年恒例で行っているものです。
「『香港独立』と叫ぶ団体と警察官がもみ合いになってます」(記者)
会場には「香港独立」を掲げた学生団体が乱入し、一時騒然となりました。追悼式をめぐっては、複数の学生団体が「香港の独立や民主化を優先させるべき」などと訴えていて、同じ時間に大学構内で別の集会を開くなど、香港の民主派内部での分裂が鮮明となっています。(TBS 05日00:09)』
すでに始まった未来がここにある。
『亡命ウイグル人組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は3日、東京都内で産経新聞と会見し、新疆ウイグル自治区で中国当局によるウイグル族弾圧が強まっていると言明、人権状況を監視する国際部隊投入の必要性を訴えた。同議長は、習近平政権下での弾圧が「文化大革命時よりもひどい」と強調。自治区内は弾圧を行う軍人や軍用犬であふれ返っているとし、「人権擁護の国策」を堅持する米国を中心とした国際部隊を投入して「弾圧を早急に食い止めてほしい」と訴えた。また、米議会でウイグル族の人権を保護する法案の採択を目指す考えを示した。日本政府にも、ウイグルの人権問題を外交政策に取り入れ、「人権監視の専門機関設置」を呼びかけた。(黒沢潤)』
レコードチャイナ
『2016年5月20日、ヒマラヤ山脈の麓に位置する中国チベット自治区。インドを拠点とするチベット亡命政府の独立運動が続く。同じような独立運動を抱える新疆ウイグル自治区と並ぶ中国の“火薬庫”でもある。中国政府は最近もチベット独立運動への関与を理由にドイツ国会議員の入国を拒否するなど、神経をとがらせている。
チベットには1949年の新中国成立から間もない51年、人民解放軍が進駐。チベット族側の反発が広がった。59年の動乱を軍が鎮圧。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世はインドに脱出し、亡命政府を樹立した。65年、中国でチベット自治区が成立。その後も抗議行動が続き、89年にはラサに戒厳令が敷かれた。2008年にもラサなどで大規模な騒乱が起きた。
中国によるチベット統治については国際社会の批判が強く、米メディアによると、米国の国際宗教自由委員会(USCIRF)は2016年度の年次報告書で、中国を宗教の自由への違反が「特に懸念される国」に再指定。昨年10月、中国の習近平国家主席が英国を公式訪問した際、ダライ・ラマ14世と親交があるチャールズ皇太子は、エリザベス女王主催で開かれた歓迎の公式晩さん会を欠席した。
中国入国を拒まれたのは、独キリスト教民主同盟(CDU)のメンバーで連邦議会議員のマイケル・ブランド氏。5月下旬に連邦議会の代表団の一員として訪中する予定だったが、独メディアは「過去にチベット独立関連の活動に参加していたことが原因」と報じた。ブラント氏も「数週間前、独駐在の中国外交官が訪ねて来て私に圧力をかけた。ネットに掲載しているチベット関連の発言を削除するよう求められたが、拒否した」と明かした。
中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は「人権問題に関して中国に言及した人物は彼1人ではなく、その多くの人が中国に訪れている」と指摘する一方で、「彼が招かれなかったのは、かたくなにチベット独立勢力を支持したからだ。これは独政府が堅持する中国の政策に公然と反する間違った行為である」と言い切った。
チベット独立派と関係を断つことは、芸能人にも求められる。中国メディアによると、今年3月、中国の人気歌手や香港の俳優らがインドで開かれたチベット仏教の儀式で、亡命政府の指導者と同席していたと報じられると、チベット自治区の呉英傑(ウー・インジエ)共産党委員会副書記は「ダライ集団との接触は、その目的が何であれ、われわれは断固反対する。スターは自らの行動に責任を持つべきだ」と警告した。
折しも、ダライ・ラマ14世は5月8日から日本を訪問。在日チベット人らと交流した。しかし、この間、日本メディアでは、著名なノーベル平和賞受賞者の動静に関する記事は、ほとんど見当たらなかった。毎年のように来日しており、ニュース価値はあまりない、と判断したとみられる。何かに気を使ったのでなければ幸いだ。(編集/日向)』
『中国で民主化を求めた学生が武力で弾圧され、多くの死傷者が出た「天安門事件」から27年にあたる4日、香港で追悼式が行われました。会場には式に反対する団体が乱入し、一時騒然となりました。
香港島の中心部で行われた追悼式は、民主派団体らが「天安門事件の犠牲者の名誉回復」や「中国全土の民主化」を求めて毎年恒例で行っているものです。
「『香港独立』と叫ぶ団体と警察官がもみ合いになってます」(記者)
会場には「香港独立」を掲げた学生団体が乱入し、一時騒然となりました。追悼式をめぐっては、複数の学生団体が「香港の独立や民主化を優先させるべき」などと訴えていて、同じ時間に大学構内で別の集会を開くなど、香港の民主派内部での分裂が鮮明となっています。(TBS 05日00:09)』