公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

本当だったら本当にくだらないお話

2024-04-06 15:26:00 | 意見スクラップ集

本当😱だった。

 
 元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が6日にABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演し、静岡県の川勝平太知事の辞任の内幕を語った。  川勝知事は1日に行った新規採用職員向けの訓示で「県庁はシンクタンク。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」と発言し批判が殺到。6月議会で辞任すると表明した。辞任理由として度重なる不適切な発言と着工を認めてこなかったリニア中央新幹線の開業延期という区切りがついたと説明した。  高橋氏は「辞任した理由の中に『リニアにメドがついた』と言った。要するに遅らせることが目的だった」と指摘。なぜ川勝知事は遅らせることにこだわったのか。高橋氏は「(メディアは)みんな知りたいからスズキ自動車の鈴木修さんにインタビュー行ってるんですよ。その時に『川勝はよくやったよ』、『実は俺はリニア反対だったんだ』と言って、反対だったという話は一切報道されてないワケ。根っこを言うと鈴木さんって川勝さんのものすごいバックなんですね。その人がどうして反対だったのかがまた不思議なんだけど。JR東海の葛西(敬之)さんと犬猿の仲だった。本当にくだらない」と内幕を明かした。
 
葛西敬之は安倍晋三の支援者
ということは。国鉄改革三人衆*の一人
松田昌士(まさたけ)と松崎明(いずれも故人)をつなぐ延長線上に隠れ左翼 鈴木修 がいたということか。

*経営計画室筆頭主幹の井手正敬(後にJR西日本社長)、職員局調査役の松田昌士(同、JR東日本社長)、経営計画室主幹の葛西敬之(同、JR東海社長)の三人

牧久. 暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史~ (p.32). 株式会社小学館. Kindle 版. 

「国鉄はどうなっているんだ」と自民党も動きだし、八二年二月、自民党交通部会内に「国鉄再建小委員会」が設置される。その委員長に就任したのが運輸族の有力議員、三塚博(二〇〇四年没、旧宮城一区選出)で、この小委員会は通称、「三塚小委員会」と呼ばれた。井手と葛西は、三塚の地元の仙台鉄道管理局の総務部長を務め、三塚と面識があった。三人組は密かに三塚に接触する。三塚は国鉄再建小委員会の〝秘密事務局員〟を三人に命じた。

牧久. 暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史~ (p.33). 株式会社小学館. Kindle 版. 


一九六七年(昭和四十二年)は、動労にとって激動の始まりとなった。  国鉄は東海道新幹線が開通し、東京オリンピックが開催された一九六四年度から単年度赤字に陥っていた。十河信二総裁時代の新幹線建設の推進は、国鉄財政の大きな負担となったのである。一六〇〇億円あったそれまでの繰り越し利益もあっという間に食いつぶし、六七年度には累積でも赤字に転落する。こうした事態に国鉄当局は同年三月、「五万人の合理化計画」を提案した。その〝目玉〟が「輸送方式の近代化」による一万三〇〇〇人の要員削減計画で、その中心は「機関助士の廃止」だった。 「機関士」に憧れて国鉄に入ったが、「機関助士」のまま解雇された松崎にとって、「機関助士の廃止」には特別の思いがあったに違いない。当時はまだ、動力車を運転するのに、蒸気機関車時代と同じように機関士と機関助士のふたりが乗務していた。当局は「EL(電気機関車)とDL(ディーゼル機関車)に乗務する機関助士約七五〇〇人を翌一九六八年十月のダイヤ改正までに段階的に廃止する」という方針を打ち出した。動労にとって機関助士廃止は、組合員の大幅減少につながり、組織そのものが崩壊に追い込まれる恐れさえある。動労が正面切って持ち出した反対理由は「安全運転の確保」だった。 

牧久. 暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史~ (p.113). 株式会社小学館. Kindle 版. 


現在の政府支配者階級の目的は明らかに軍事大国化の完成にある。国鉄合理化問題も軍事大国化を完成させる道筋で強力に押し付けられており、この合理化問題というのは、一面から言うと組合の組織破壊である。国鉄という基幹産業における労働組合、これが左翼的であり、この労働組合を破壊することなしに、最終的には日本の労働運動を制圧することにはならない。単なる合理化、人減らしではない。国内労働運動の最先頭に位置づく労働組合を破壊しつくすことを通じて、軍事大国化を完遂したいと考えている。日本の基幹産業の最大最強の部隊である労働組合を破壊して国家の意志に従う「産業報国会」にまでもっていきたい、ということが国家意志となっているのだ。 「財政赤字を克服するために」ということで、第二臨調でさまざまな議論が交わされている。実際上、歳入の規模からいくと、支配階級はかなりピンチになる。国債の発行残高が約百兆円に達するから、絶対に減税はできない。一般消費税という新たな税の導入も、大平(首相)が選挙に負けたいわくつきのものだから簡単にはできない。国鉄分割は、政府支配者階級が軍事大国化を進めるために、増税や国債の発行高をむやみに伸ばすことはできないので、無駄な経費を切るということで、国鉄に目が向けられているということだ。国家の財政を立て直すと言いながら、軍事費に国民から収奪した金をもっていきたい。そのためには、だれかを悪者にする必要がある。だから国鉄を、鬼かなんかのような悪者にし、「国鉄悪者」論をふりまいているわけだ。  国鉄問題を含め軍事大国化にひた走っているこうした時期には、ますますマルクス・レーニン主義の真髄を学ばなければならない。「マルクス・レーニン主義の真髄とはなにか」、「マルクス・レーニン主義の革命性とは何か」ということを、マルクス経済学、マルクス哲学、革命論、国家論などを通じて学ぶことによって、誤りない指針を作りだしていかねばならない。世の中は厳しくなればなるほど現実に妥協し、右へ右へと流れていく。我々はそういう道は選ばない。困難になればなるほど、マルクス・レーニン主義の原点をしっかりと自分のものとし、そこから確固たる指針を打ち出していかなければ、労働者階級の最後の勝利にむかって前進することはできない。

牧久. 暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史~ (pp.34-35). 株式会社小学館. Kindle 版. 


松崎らに抵抗してJR東日本を追われ東北福祉大学教授となった佐藤正男(筆者注:前出・旧動労出身の佐藤政雄とはもちろん別人)は、東大社会科学研究所の中村尚史助教授ら三人が「聞き手」になって行った、国鉄改革前後の実情についての綿密な聞き取り調査「佐藤正男 オーラルヒストリー」でこう語っている。中村助教授らのヒヤリングは二〇〇五年暮れから〇六年春にかけて行われた。  佐藤は一九六四年(昭和三十九年)、東海道新幹線が運行を開始する年の四月、宮城県の高校を卒業後、国鉄に入社。七四年に中央鉄道学園の大学課程に入学、七七年に卒業して、仙台鉄道管理局の総務部労働課などを経て八四年には本社職員局労働課主席に。八六年五月から半年間、鉄労の中央執行委員組織部長となる。その後一貫して旧国鉄の労働問題に取り組み、分割・民営化に至る労使関係を見守り続けた労務問題の専門家である。JRが発足するとJR東日本の人事部勤労課の労働法規係長、東北地域本社総務部勤労課長などを務めた。

牧久. 暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史~ (pp.200-201). 株式会社小学館. Kindle 版. 

JR東日本の発足時、常務取締役となった松田昌士を支える「東日本三人組」と呼ばれる人物がいた。人事課長・内田重行、勤労課長・野宮一樹、総務課長・夏目誠である。三人とも国鉄分割・民営化を推進した「改革三人組」と国鉄改革を誓い合った同志であった。その三人が発足時の松田常務を支えていたのである。松田のもとで三人は人事課長の内田を中心に「力を蓄え、必ず革マル派を排除するのだ」と誓い合い、行動をともにしていたという。佐藤正男は当時、野宮の下で勤労課労働法規係長を務めていた。

牧久. 暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史~ (p.201). 株式会社小学館. Kindle 版. 

 


リーダーたるものは決断すべきだ。そして登山を中止して下山することに躊躇すべきではない。メンツで山登りをする者をわれわれは愚か者と呼ぶ」(『松崎明著作集』第四巻)

牧久. 暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史~ (p.37). 株式会社小学館. Kindle 版. 


と、松崎は豹変する。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 田布施システムの末端者 西... | トップ | 5日午前、マグニチュード4.8... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。