公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

真摯とは

2011-02-24 07:35:00 | ドラッカー
 真摯とは難しく得がたい人間の性質です。


「真摯さは修得できない。仕事についたときにもっていなければ、あとで身につけることはできない。真摯さはごまかしがきかない。一緒に働けば、特に、部下にはその者が真摯であるかどうかは数週間でわかる。」

            ドラッカー


 真摯さとは、信仰心のようなもので、執着とは明らかに違う人間の性質で、過去との整合や得失計算では表現出来ない結論を導く力である。

 その様な力が個人に必要とされないのがこれまでの弱肉強食社会であったが、これからは弱肉強食の上に真摯さが必要とされる。

 真摯さは教育できるものではなく、真摯さを必要とされる社会環境に生まれるしか無い。

 真摯さは必須の経営資源である。

 日本の資源は人の真摯誠意を生む風土・社会環境だろう。




理想科学工業の社是を紹介しよう。

健康は人生の基、人の和は社業の礎

誠実は最大の権謀、最良の術策
創造は至高の芸術
攻撃は最大の防禦
我等が理想は誠実と創造による勝利 by 理想科学工業


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 見事に整う漢字の数が印象に残った。
 創造性を背景とした誠実には誰も勝てない。
 

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