公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

「君主論」に描かれたトルコ マキャヴェッリの予言 テヘラン発

2015-12-12 10:11:15 | マキャヴェッリ
『この二つの国家を考察してみると 、トルコという国家を獲得するのはとても困難だが 、一旦征服すればそれを保持するのはとても簡単だとわかるでしょう 。トルコの王国を獲得するのが困難である原因は 、強奪者が王国の諸侯に迎え入れらることなんてありえないし 、王の側近たちの反乱でその征服計画が助けられることを望みうべくもないからです 。これは上で挙げた理由から生じます 。というのも 、その大臣はみな奴隷だから 、買収するのはとても困難で 、買収できたとしても 、述べてきた理由から 、彼らに民衆がつき従うはずもなく 、彼らからはほとんどメリットを期待しようがないからです 。だから 、トルコを攻撃する者は 、トルコが一致団結していることを思い知り 、他人の反乱よりも自分の兵力を恃みにするしかないということを 、念頭におかなければなりません 。』


この二つの国とはフランスとトルコである。家臣団による分権支配は非常に強固に国王に支配されているが、盗み取るならフランスのような伝統的小国領主の寄せ集めの国よりも、買収できるのなら、トルコのような中央集権国の方が反乱の心配をする事なく支配が容易であると述べている。ドイツをロシア、ソ連をEU、スターリンをメルケル、共産パルチザンを親欧米派(EU帰属派)反政府勢力*と読みかえれば、現在のトルコは1943年の様相を呈している。*反政府運動《政府を破壊すれば、国際社会が反政府側を無条件支援する約束のもとで、外国人にも政府高官になるチャンスを与える国民国家破壊運動》


テヘラン会談合意1943年(昭和18年)
*ユーゴスラビアでドイツ軍と戦う共産パルチザンに対し、物資や兵器の補給による支援、側面支援作戦などの支援をすることが言及された。
*トルコが年内に連合軍側で参戦することが望ましいという合意がなされた。
*トルコがドイツの侵攻を受ければ、ソ連が支援することになった。
会談中の11月30日、南フランスのヴィシー政権に対する作戦と結合させて、北フランスへの上陸作戦であるオーバーロード作戦を1944年5月に開始することが首脳たちの間で留意された。
*米英ソ三大国の軍参謀がこれ以後緊密に連絡を取り合うことが合意された。
*イギリスとアメリカはスターリンに対し、西ヨーロッパに軍を送ることを約束し、その時期は1944年春と合意された。
*スターリンの主張に基づき、戦後のポーランド国境は西はオーデル・ナイセ線、東はカーゾン線とすべきだという事が決定した。





「(1)米軍がシリア国内に設置した米国空軍基地。もちろんシリア政府と国交はないので、米国の国際法違反であり、他国への侵略、占領となります。

(2)トルコ軍がイラク国内に設置したトルコ空軍基地。もちろんイラク政府の許可を得ていないので、トルコの国際法違反であり、他国への侵略・占領となります。

(3)イラク北部の都市モスル。トルコ陸軍が侵入した場所です。もちろんイラク政府の許可を得ていないので、トルコの国際法違反であり、他国への侵略・占領となります。ここから南下するとイラクの首都バグダッドに至ります。赤枠がバグダッドです。」MV

マキャヴェッリの指摘の通りエルドアン独裁のトルコはやすやすと買収された奴隷国に成れ果てたのでしょう。イラクにトルコが進駐していたとは知りませんでしたが、いよいよイスラエルと米国の育てた偽旗国家ISILとトルコ及びサウジアラビアの関係が白日の下に曝される時が来た。ISILはなぜジャーナリストを殺し続けたのか、理由が理解できるでしょう。

Hackers trace ISIS Twitter accounts back to internet addresses linked to Department of Work and Pensions
18:39, 14 DEC 2015 UPDATED 15:06, 16 DEC 2015

BY JASPER HAMILL
非常に長期で残忍な偽悪計画のために山本美香さんも後藤健二さんも殺された。ジャーナリストの目を塞ぎ、シリアを世界から見られないようにして、クォリティー紙に直接証拠が出さえしなければ、大手メディアは支配され、「アサドの退陣が正義」という米国公式見解を信じるように日頃から仕込まれている。信じるために信じる。これが支配のためのポストモダニズムという信教に支配された今の世界に潜む悪の結社の信条だ。

時々ネットに漏れ出す情報は「陰謀論」者の妄言と片付ければ、評論家稼業に傷がつくぞと脅すことで始末できるので気にせずとも良い。

このような長期にわたって人道に反する完全な国際法違反の計画を策定し、暴力と金によって完成できると考えた人々は世襲資産家や貴族のような顔をしている。しかしその本質は野獣の心、すなわちどのような血が流されようとも、国を7つ、チュニジア、リビア、エジプト、シリア、イラク、ソマリア、ヨルダンと、潰そうとも、欲しいものを必ず手に入れる。
彼らの三本柱は天然資源【エネルギー・水】、国民の健康という資源【薬物依存・薬物治療】、金融システムがもたらす富の資源【通貨発行益、資源市場価格と金利】。
貴族のような顔を持った連中は、これら資源に関する国民国家の自主決定権を、資源管理の名の下に、国際信託(受益者選別の決定権は任意に変更できる資源信託)という合法形式で奪うことで富の増殖を永続させようとする究極の目的、を持った悪魔的債権者、国境を自由に越えることが可能な世襲匪賊である。
これに贄を捧げる悪魔思想が加わる。



来年は大統領選挙、こうした国際世襲匪賊に支配された奴隷国の一つがアメリカ合衆国であるという事実を米国民だけが気付くこと無く、無邪気に大統領選挙をするのだろう。

彼らはどれほどその企みが明ら様でも、より長期的で、より仕掛けの大きな計画ほど大衆は認知できないという人間の弱い認知性質に付け込んでいる。
彼らの世襲資産を永遠増殖させるシステムを引き継ぐ国際的世襲匪賊らは彼らの配下を使って、いち早くトルコをEUに加盟承認させようと素早く動き、第三次世界大戦の危険を防ぐ堤防を侵している。

ここで始まろうとしている世界大戦の可能性は、ロシアとイラン、イラク、シリア同盟に対する全EU、米国、日本《習近平の中共支那は英米の規模の罠に堕ちたが、今のところの両建ての態度を継続するならば、あるいはより深い戦火が中共支那国内に拡げられるかもしれないのだ》の戦い。この戦争が起これば必ず核兵器を使う事になる。後戻りできないのは彼らである。ロシアを米英仏の核兵器で釘付けにすることが整えば、イスラエルはイランに比べ国土が狭いので、持久戦はできないが故に、必ず先制核攻撃を行う。だからプーチンは先手を打って地中海に潜水艦を配備している

原油価格を支配していた国際世襲匪賊の黄金期に戻るためにもこの企みは負けられない。第三次世界大戦の目的は原油価格から自由競争を奪うことによって計画的生産活動による計画的収奪を行うことだ。つまり米国で実施されていたオイルダラー通貨(石油資源と米国債の交換)の全世界版、オイル価格に裏打ちされた国際管理通貨発行権を簒奪することにより富の移転交換および流通参照方法を「国際管理」することにある。貿易成長は国際管理された通貨量によって自ずから制限される。このようにして国民国家の未来は巧妙に国際世襲匪賊によって強制消滅される運命にある。
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