『元裁判官の瀬木比呂志さんは著書『絶望の裁判所』(講談社現代新書)で、裁判官の質の地滑り的低下や事務的に処理される民事訴訟が非常に多いことを嘆いている。確かに地裁の民事訴訟一審で証人や当事者(原告と被告)の尋問が減少の一途をたどり、証人尋問は10件に1件もないなど、現状は裁判官が証拠調べもせず、当事者の主張の優劣を判断しているようだ。
「何度求めても証人尋問はおろか、当事者の尋問もせず、判決は被告が大企業で、著名な法律事務所の弁護士が付いているからか、その主張をなぞるだけ。こちらの主張を認めない理由も書かれていない。一、二審ともまさに絶望の裁判所だった」』
瀬木比呂志著書『絶望の裁判所』にある通りの現実を目にした事があります。目にできたのは他方主張のコピペの判決だけです。論点整理もなしの判決。裁判は避けて通る事しか防衛方法のない時代になりました。
「何度求めても証人尋問はおろか、当事者の尋問もせず、判決は被告が大企業で、著名な法律事務所の弁護士が付いているからか、その主張をなぞるだけ。こちらの主張を認めない理由も書かれていない。一、二審ともまさに絶望の裁判所だった」』
瀬木比呂志著書『絶望の裁判所』にある通りの現実を目にした事があります。目にできたのは他方主張のコピペの判決だけです。論点整理もなしの判決。裁判は避けて通る事しか防衛方法のない時代になりました。