久留米工業大学によるSTEM人材とはSTEM教育を受けた人のことらしいが理系とどこが違うのか?
科学、技術、工学、数学の分野を統合的に学び、将来、科学技術の発展に寄与できる人材を育てることを目的とした教育プランのことをSTEM教育と呼びます。 そして、そのような教育を受けた人をSTEM人材と呼んでいます。
科学、技術、工学、数学と言われても、よくわからないという人も多いと思いますので、まずは、先程紹介した4つの分野をそれぞれ説明します。
Science(科学)・・・実験・観察をもとに法則性を見つけ出すこと
Technology(技術)・・・最適な条件・しくみを見つけ出すこと
Engineering(工学)・・・しくみをデザインし、社会に役立つモノづくりをすること
Mathematics(数学)・・・数量を論理的に表したり使いこなすこと(※1)
答え
久留米工業大学の説明ではアートやロボットは強調されていないが、そもそも大学からやるものではなく幼児教育からのものらしい。つまりSTEM人材が不足するのは既存の教育がキャッチアップや技術的規制政策からくる教育では追いつけない今そこに生まれたイノベーションを社会的価値に変えたり既存のプロセスを最適化したりする能力を上げることらしい。
こういう議論には女性の活躍とか出産復帰とか代理出産とかを前提としたジェンダー論が混じる。議論の本質から逸れてしまう。
※1 参考
例えば近藤麻理恵の片付けコンサルティングは女性である必要はないが、片付けで女性が困難に直面するのは体力や腕力の問題以前に論理で片付けられない現実の壁である。それを愛着と内省で紐解いたコンマリは天才的であり、コロンブスの卵だったわけで、イノベーションと言ってもいい。さてコンマリがSTEM人材であるかどうか難しいだろう。彼女の場合は巫女としての短い経験が物に宿る霊的なものへの感受性を育てたと思う。
このように実は世界を拓くことは理系理解だけではない。