東海寺(とうかいじ)は、千葉県柏市布施にある真言宗豊山派の寺院。山号は紅龍山(紅竜山)。本尊は弁才天。寛永寺弁天堂(不忍池の弁天堂)、江島神社(もと岩本院、金龜山與願寺)とともに関東三弁天(江島神社弁天堂、浅草寺弁天山、東海寺 布施弁天)のひとつに数えられ、地名から布施弁天とも称される。常陸川(現在の利根川)の流路にあった藺沼(いぬま)に突き出した地形に建てられている。常陸川:古くは広河と呼ばれていた。流路には沼が発達し、途中には、現在の柏市と取手市との境(田中調整池の位置)に藺沼(いぬま)があった。
807年(大同2年)空海が嵯峨天皇の勅願により創建したという。 平将門の乱の際、本尊弁財天を松の木の上に避難し難を逃れた事から、松光院とも称される。
通称布施弁天
香取海(かとりのうみ)は、古代の関東平野東部に太平洋から湾入し香取神宮の目前に広がっていた内海を指す[1]。江戸時代前まで下総・常陸国境に存在し、鬼怒川(および小貝川・常陸川)が注いだ。現在、利根川が流れる。
これを踏襲した当初の東海道が通った(下総国荒海駅・常陸国榎浦津間の香取海を渡った)。
古文書には内海(うちうみ)、流海(ながれうみ)、浪逆海(なさかのうみ)などの名で現れ[3]、鬼怒川が注ぐ湾入部は榎浦(榎浦流海)とも呼ばれた。
10m未満の地図が香取海と貝塚を見事に浮かびあがらす水辺だった頃我が家は半島の中にある。
『水戸藩郷士の研究』を取り寄せしました。