取引は需要者と供給者とのあいだの交換関係の成立でありこれに羞恥や道徳を挟むのは常に部外者である。
この世のすべての取引は、セックスの有無にかかわらず売春の一形態である。売春と類似するからといって、これらすべての関係を否定するのは馬鹿げている。そうではなくて、売春を人間の行う相互作用のひとつにすぎないととらえるべきである。結婚についても、友情についても、売春についても、それでなんの異論もないはずだ。
猫組長は言う
お金を儲けるためにはお金が必要なのかと思う人も多いだろう。それは正解である。お金を儲けたければ、お金がある場所にいなければならない。
何事も相対トランザクションなのである。いかがわしさが漂っていたとしても相対の世界を認めなければお金が集まることもなく、増えることもない。社会が停滞する。需要と供給に歪みがなければ儲ける機会はほとんど無いのが株投資。売春や商売を蔑むのは経済活動の一方の側で消費だけをしている階層の傲慢な道徳である。その消費が誰かの所得であると思う必要のない便利さの歪みである。