今年の紀元節は雪景色だった。紀元2682年だそうだ。2700年まであと18年。今年生まれが成人する頃に大きな節目がやってくる。
春の日に解けるしがこが浄めゆく
御代の病の穢れ消さむと
何度か書いているが、神話を信じる信じないにかかわらず、天皇家はどの一族よりも古い一族であるということは認めるだろう。GHQの禁止に触れないように小さく描いたとしても、古くから政略婚姻を繰り返す(あるいは逆の策略の対象になる)力(引力)を持っていた最も強力な閨閥であることは、歴史を知れば知るほど明らかなことです。
故に天皇家あるいは皇統のお血筋は、日本という自然的一族の宗家であり、大元です。宗家の人々は敬愛、尊崇の対象ではあっても、教祖ではない。現人神など一度も言いも思いもせずに発した詔を人間宣言とメディアに断罪された戦後のほんの一時期を除き、敬愛され続けてきました。あるいはまた天皇家は宗教や神話の中の人々ではない。ごく簡単に言えば、実在した、あるいは今も実在するあなたの遠いご親戚なのです。試しに年賀状を書いて送ってみてください。毎年1月1日の中央郵便局長の仕事は、皇居に天皇・皇后両陛下宛の年賀状を届けることだそうです。
継体天皇はよくぞ皇統にと思う。個人的な意見だが綏靖天皇から開化天皇までの欠史八代は、アマテラス一族に滅ぼされるとともに一族に統合された豪族の名前(祀ることによる地域平定という古い知恵)だろうと思う。故に大物主神を別系として三輪山に祀ることと同時に、万世一系をはじめて宣言した10代崇神と神武は同じ人物(はつくにしらすすめらみこと)でしょう。