公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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天才 「それは自分ではなくゲーデルだ」 フォン・ノイマン

2021-03-02 07:18:00 | ビックテック
 
ノイマンは、量子力学であろうと数理経済学であろうと、いかなる分野であろうと、既存の概念や偏見に左右されずに、新たな視点から数理モデルを定式化して、効率的な成果を導くための筋道を切り開き、長年の未解決問題でさえ、あっさりと解いてしまうという離れ業を得意にしていた。 
 ただし、その「開拓」を終えると、すぐに興味を失ってしまう。彼は、睡眠時間を四時間と定め、残りの二〇時間を「楽しいことに使う」と決めていた。その「楽しいこと」の大部分は「考えること」であり、残りが、一流レストランで美食を楽しみ、ベルリンのキャバレーで飲むことだった。
 
「計略が尽きて知力の果てまできたときこそ、睡眠をとるとよい。心が晴れやかになり、よい考えがまた浮かぶものだ」岩倉具視
 
天才も挫折した
ノイマンのように生まれてから一度も人に先を越されたことがない天才にとって、自分が推進しようとしていた「ヒルベルト・プログラム」が「達成不可能」だと論理的に証明されたこと、しかもその事実に自分が先に気付かなかったことは、二重のショックだったに違いない。  この経験は、少年時代のウィグナーがノイマンに抱いた「劣等感」よりも、さらに深いダメージをノイマンに与えたかもしれない。  その後、ノイマンは、この分野の第一人者の地位をゲーデルに譲り、二度と数学基礎論に関する論文を発表しなかった。
最高の知性と紹介されるたびに
「それは自分ではなくゲーデルだ」

と言っていたそうな。
 
一方こういう天才もいたらしい。

ドメイン遠征軍の少数の士官たちが、自分の非番の間に地球にテクノロジーを与えるということを自らの責任として引き受けた。これらの士官たちは自分たちの「ドール」を宇宙ステーションに残し、ISBEとして地球で生物的な体を身につけるか、乗っ取る。いくつかの場合、その士官は勤務を続けながら同時に他の体の中に居住し、それをコントロールすることができる。これはとても危険で冒険的な取り組みである。そのようなミッションを達成し、基地に帰還することに成功するためには、とても有能なISBEが必要である。

最近、自分の職務上の任務に取り組みながら、これをやった士官の一人は、地球では電子技術の発明家ニコラ・テスラとして知られていた。

私のミッションの指令の一部ではないが、私の意図は地球での科学的、また人道主義的な進歩を発達させる努力を助けることである。私の意図は他のISBEたちが自分自身を助けることを助けることである。地球での記憶喪失の問題を解決するためには、あなたたちははるかにもっと進歩したテクノロジーが必要であり、同時にISBEたちを体から解放し、ISBEのマインドを記憶喪失から解放するための手法を研究し、開発するための時間を十分に持つために社会的な安定性が必要である。ドメインは地球を有用な惑星として維持することに長期的な関心はあるが、地球の住民に関してはここにいる自分たちの人員以外には特に関心はない。我々が関心を持っているのは、破壊を防ぐこと、それから全世界の生物圏、水圏と大気圏の基礎構造を維持するテクノロジーの開発を加速させることである。この目的を達成させるために、あなたたちがとても入念に、また徹底的に検査すれば、私の宇宙船には地球ではまだ存在しない幅広い種類のテクノロジーが入っているということを発見するだろう。あなたがこの船の断片を研究のために様々な科学者たちに分配すれば、彼らはそのテクノロジーの一部を、これらの部品を複製するのに必要な原料が地球に存在している度合いに応じて、分解し模倣することができるだろう。

Lawrence R Spencer. Alien Interview: Alien Interview - Japanese Translation (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2731-2750). Lawrence R Spencer. Kindle 版. 


 


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