グレート昭和の半分で戦っていたのは大正昭和の青年たちです。生き残ったものたちが戦いを続けられたのは戦前の教育の残滓があったからです。今はグレート昭和97年7月4日以下は再掲載
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今年はグレート昭和で言えば、昭和96年だが、昭和47-8年頃までは、日本人は国際リングの上でファイティグポーズを取ることができた。国家運営の五大要素が失われたまま官僚依存政治が継続しグローバリズムの改訂版COP26に積極的に適応しようとしている。今は原油及び化石燃料という経済の水を補給することさえ許されない戦いです。
今年は昭和94年に相当する。この94年のちょうど半分までは日本人は一丸となって世界と戦っていた。日本人にとってそれは大きな負担だった。迷惑なことだったが、ロシアの南下と米国の中国進出に挟まれたから避けようがなかった。(洗脳の74年は今も続く)昭和48年以降はあらゆるファイティングポーズを通商および軍事上でやめ平和ボケした官僚依存政治の怠慢が主導した。上品で高等な世界適応手段であるかのようにグローバリズムの嘘を許容した。大きなターニングポイントはロッキード事件とプラザ合意であろう。国家運営の五大要素 ❶租税徴収 ❷財政力 ❸軍事力 ❹交易条件 ❺司法権 のうちまず昭和94年の前半戦で❺と❹と❸における主体性を失った。小泉構造改革路線で❷を失い、国土喪失の危機が始まっていることを知りながら優雅に大人の対応で周辺国にODA宴会を振る舞ってきた。その酒宴の終わりが今年のホワイト条項から韓国の排除であり、山東昭子議長の謝罪要求である。国民は心底から昭和の後半戦のあまりにもふざまな結果、外国人が大きな顔で保険医療を踏み倒し、違法操業漁船を捕らえないで還し、島を軍事施設で占有し、無人島に軍船が居座る状況に怒っている。
補足、それに加えて やや遅れておきたことだが、昭和60年代初頭の日米半導体協定、これもグレート昭和の前半に含めるべきだろう。
平成8年、96年7月に日米半導体協定が失効するが、1987年からの10年戦争とも言うべき日米の過ち、25年保証品質と高価格の維持が半導体産業の交易条件を大きく変えた。
未だに何も変わっていない。残りは❶だけ。日本政府はただの徴税人政府に成り下がってしまったままです。幸せなのは役人とその取り巻き政治家と経団連の縁者だけ。だから以上の君らは上級国民と言われるのだ。国民が真面目に頑張っているからこそ課税ベースがある。税金は油田の様に掘れば無限に湧き出ると思っているのかもしれない。
茂木幹事長の暴論は、そもそも日本で消費税を社会保障目的税と位置つけた間違いによる。国民が「恫喝」と感じたのは正しい。
上級国民と徴税人政府に支配されている日本人は目覚めることを拒否している過保護の子供のようです。もう布団を跳ね除け、成長のない惨めな安住から飛び出さなければならないとわかっていながらそれができない。
そういう子供には通常の言葉じゃ足りません。もっと惨めな思いを味わうことを覚悟すべきです。そうでなければ目覚めないでしょう。ありがたいことに徴税人政府は無能ですから、その最悪状態に近づく努力ばかりしてくれています。
消費税を25%まであげられることを想像できれば、きっと国民は気づくことでしょう。使える収入が減るだけではなく、過去の無形負債を大きくします。地方は焦眉の公共工事が予算不足でできなくなります。個人もマンションの修繕積立金が不足して水漏れだらけのマンションに暮らすことが貧困国の標準になります。