公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

貨幣乗数

2021-04-23 09:50:00 | 経済指標(物流と金融)
貨幣乗数英語money multiplier)とは、マネタリーベース/ハイパワードマネー1単位に対し、何単位のマネーサプライを作り出すことができるかを示すものである。信用乗数英語credit multiplier)ともいう。

これほど効率の悪い中央銀行は見たことがない。



市中又は公衆一般が目にするマネーは中央銀行のベースマネーに比例して信用創造されるのだが、貸し手側が低成長を前提にするから日米比較に如実に現れてくる倍率(貨幣乗数、かっこつけているけど、要は与信)の差=日本の資本主義の金融効率の悪さ。

効率の良い方向に資金は流れて行くので、これを放置していると日本は日本企業に再投資しない資本主義になってしまう。もうなりかけているが。

失業率の推移を



見てどうだろうこの10年は確実に半分くらい低下している。これはGDPの伸び率が倍になったことを意味する。
世間は有効求人倍率を注目するが木を見て森を見ずである





実際どうだろう。ホッケースティックが確認できる。コロナに惑わされてはいけない。この10年はずっと良かった。輸出が伸びている。金融の効率が悪いのに日本経済はどうやりくりしたのだろうか?一つには製造業ならば遊休設備の稼働率を上げたというのがあるだろう。それだけだろうか? 金融の効率が悪いにもかかわらず急激な経済成長が生じているのは、大量の内部留保金を使って十分な成長が可能であることを示している。世界を動かす国際金融資本が日本を放置していたから安易に借り入れマス拡大できないために、経営の投資先が質に移ることで資本が質に「逃避し」国際金融資本のパラドックスが日本に生じたと言える。これは70年代後半円高不況の後に見た省エネ投資・減量経営のあとの光景である。日本は鎖国していた方が成長する。シナでカップリングならなおさらである。






昨年11月のこのNHK解説は本質を外し無理に本格成長には遠いと説明している。反日だからしょうがない。



AI
リディアの貨幣は、紀元前7世紀に登場し、特に小アジア(現在のトルコ)の西部地域で広く使用されました。リディア王国の首都サルディス(サルデス)は当時の重要な商業都市であり、そこで発行された貨幣は地域の商取引に大きな影響を与えました。
### 広がりと影響
1. **小アジア地域**:
   - リディアの貨幣はまず小アジア地域全体で使われ、リディアを中心とした広範な地域で流通しました。
  
2. **古代ギリシャ**:
   - リディアの貨幣はその後、古代ギリシャにも影響を与えました。リディアの貨幣制度は、ギリシャの都市国家(ポリス)に大きな影響を与え、ギリシャでも独自のコインが作られるようになりました。例えば、アテネのドラクマ金貨などはこの影響の一例です。
3. **拡散と多様化**:
   - リディアの貨幣システムはさらに東方や西方へも影響を及ぼし、ペルシャ帝国などでも貨幣が導入されました。アケメネス朝ペルシャの金貨「ダリク」はリディアの貨幣制度に影響を受けています。
4. **標準化と統一**:
   - リディアの貨幣の導入により、商取引が非常に便利になり、経済活動が活発化しました。それまでの物々交換の不便を解消し、商業の発展を促進しました。
### 特筆事項
リディアの貨幣は金と銀の合金(エレクトロン)で作られ、一定の重量と価値を持っていたため、信用が高く取引に使いやすいものでした。また、一定の品質・重量を持つことで信頼性が高まり、広範囲に採用される要因となりました。
総じて、リディアの貨幣はその革新性と使いやすさから短期間で広範囲に広がり、他の多くの文明に影響を与えて貨幣経済の発展を大いに促進する役割を果たしました。


リディアの貨幣は、最初にエレクトロン(Electrum)という天然の金と銀の合金を使用して作られました。エレクトロンは金と銀が自然に混ざったもので、リディアの貨幣改革以前から自然界で見つかるものでした。リディア貨幣のエレクトロンの成分比にはいくつかの変動がありますが、一般には以下のような品位とされています:
- **金の割合**: 55%から70%程度
- **銀の割合**: 30%から45%程度
このエレクトロン貨幣は、信頼性(一定の成分比と重量)が高く、リディア王国の経済活動において重要な役割を果たしました。リディア王国では、これらの貨幣が国家の支配と取引の一部として使われ、商業取引の基準となりました。
### 改革と標準化
後にリディア王国は、エレクトロンから純金や純銀の貨幣への移行を進めました。この移行はリディア王国の改革の一環であり、貨幣の標準化と偽造防止を目的としたものでした。リディア王国のクロイソス王(紀元前595年~紀元前546年)は、純金および純銀の貨幣を導入し、その重量と品位が厳密に規定されました。
#### クロイソス王の改革による金貨と銀貨の品位:
- **金貨**: ほぼ純金に近い高品位(およそ98%以上の純度)
- **銀貨**: 純銀に近い高品質(およそ98%以上の純度)
この改革により、リディアの貨幣はさらに信頼性と価値を高め、古代世界の他の地域でも模範とされました。その結果、リディアの貨幣制度は広い商業圏に影響を与え、後の古代ギリシャやペルシャの貨幣システムにも大きな影響を与えることになりました。


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