「知識そのものを競争力要因とするわけにはいかない。知識そのものは瞬時に伝播する。したがって、先進社会が30年、40年にわたって手にすることのできる競争力要因は知識労働者しかない。」
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この10年で知識そのものは、蘊蓄という肥やしになった。知識そのものによって収入を保障される時代はインターネットの普及とともに終わりつつある。大学は変わらなければならない。卒業までにどれだけ型どおりの判断ができるようになるかではなく、どれだけオリジナルの視点を提供し、既存の知識の閉塞を突き破れるか、自分自身の知識をあたらしい土台の上に乗せ据えるためにそれまでの自分自身の知識を過去ものにしていけるか。ここに大学の存続の要諦がある。
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この10年で知識そのものは、蘊蓄という肥やしになった。知識そのものによって収入を保障される時代はインターネットの普及とともに終わりつつある。大学は変わらなければならない。卒業までにどれだけ型どおりの判断ができるようになるかではなく、どれだけオリジナルの視点を提供し、既存の知識の閉塞を突き破れるか、自分自身の知識をあたらしい土台の上に乗せ据えるためにそれまでの自分自身の知識を過去ものにしていけるか。ここに大学の存続の要諦がある。