公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

シン・ゴジラ 方丈記

2016-08-25 21:53:47 | 今読んでる本

時は

治承・寿永の乱(じしょう・じゅえいのらん)は、平安時代末期の治承4年(1180年)から元暦2年(1185年)にかけての6年間にわたる大規模な内乱である。古代最後の内乱であり中世最初の内乱である。後白河法皇の皇子以仁王の挙兵を契機に各地で平清盛を中心とする平氏政権に対する反乱が起こり、最終的には、反乱勢力同士の対立がありつつも平氏政権の崩壊により源頼朝を中心とした主に坂東平氏から構成される関東政権(鎌倉幕府)の樹立という結果に至る。


「行く川のながれは絶えずして 、しかも本の水にあらず 。よどみに浮ぶうたかたは 、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし 。世の中にある人とすみかと 、またかくの如し 。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる 、たかきいやしき人のすまひは 、代々を經て盡きせぬものなれど 、これをまことかと尋ぬれば 、昔ありし家はまれなり 。或はこぞ破れ (やけイ )てことしは造り 、あるは大家ほろびて小家となる 。住む人もこれにおなじ 。」


『新都はいまだならず 。ありとしある人 、みな浮雲のおもひをなせり 。元より此處に居れるものは 、地を失ひてうれへ 、今うつり住む人は 、土木のわづらひあることをなげく 。』


移ろう東京もスクラップアンドビルドも「よどみに浮ぶうたかたは 、かつ消えかつ結びて」と同じように戦乱を受ける時代に入ろうとしている。長く続いてきたものが崩壊と寿命切れを始めている。

筆頭は 

大学
《インターネットによってtangible な知識が格安に共有されるようになり、大学の卒業メダルは誰に何を師事したかということさえ分解してしまった。大学はオワコンである》インターネットこそ「啐啄同時(そつたくどうじ)」ができる場であろう。知識は必要の同時をどう導くかという準備があって初めて伝達力を形成する。必要と知識の同時結合を創造できない大学は大学ではない。ただのアーカイブスならばサーバー稼働する電気料金だけで十分であろう。300万円も支払う価値はない。

次は 

地方自治と警察機能
《期待されていたような地方復権は能力不足で災害対策さえままならない状況。地方自治は範囲を経済と福祉に限定し、犯罪対策や治安について捜査能力と予防能力が崩壊している。オウム以来、警察はすでにオワコン。犯罪の国際化が当然に予想される今日、広域常設組織が絶対に必要であって、全国の交番警察官を一つの警備組織(自衛隊予備役との連携)によってネットワーク化する必要がきている。総務省直轄のレスキュー(足)とテロ対策部隊(手)と全国交番(目)情報要員増強(耳)》

ひとふみ壊せばまた東京も日本も必要になる。潰して再生させたほうが枯れ木を生かすよりよい。双子にトリビュート。

シン・ゴジラの見どころは

1、生物としてのゴジラの目的、何のために上陸したのか?

2、牧博士は何をどう好きにしたのか?

3、ゴジラは兵器か生物か?

まずゴジラが兵器であるという仮定に立つと、米軍は抹消手段を行使するだろう。日本は時間を稼いだだけで、ゴジラを死なせてはいない。しかし秘密情報はスーパーコンピュータを遺伝子解析並列させた時点で世界中に漏れてしまった。それができるのはゴジラは兵器ではないからとなる。では凍結後の処分は研究材料として好きに利用価値を探すという未来が見える。

生物であるならば、上陸の目的は、産卵である。


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