公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

今読んでる 『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 』門田隆将

2020-03-03 14:44:00 | 今読んでる本
福島に感謝します。






 一九五八年に地元・双葉町の農家の長男として生まれた少年の名は、伊沢郁夫。それからおよそ半世紀近くが経った二〇一一年三月十一日、この地に屹立した原子力発電所の中で、運命に導かれるように、未曾有の災害の最前線で闘うことになる人物である。  伊沢は、津波による史上最悪の原発事故が発生した時、原子炉一号機・二号機の中央制御室に最後までとどまって奮闘した「当直長」だ。
死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)より

2020/10/19(月) 20:00配信
伊沢いわく「中央制御室では、椅子から転げ落ちた者もいた」ほどの衝撃だったという原子炉建屋の爆発について、平野も「中央制御室の扉が爆風で曲がり閉まらなくなったので、汚染された空気の流入を防ぐのに苦労した」と生々しい逸話も明らかにした。 コメンタリー内で当時の自分たちの行動について、「我々は特別な存在ではなく、生身の人間。ごく普通の運転員が、それぞれの思いを抱えながら対応をさせていただきました」と振り返った伊沢。 一方で曳田は、渡辺謙が演じた、いまは亡き吉田昌郎所長への想いについて触れた。「よしやん(故・吉田)から貰った言葉は、最後に登場する手紙のなかに書かれていた通りです。吉田所長がもし生きていたら、いまも仕事を続けていたと思うので、私も続けていこうと思っています」と決意を新たにしたそうだ。 原作者の門田は、リアリティを追求した本作の完成度に言及したうえで、「福島の人達がいかに戦ったか。福島の人達でなければ、この事故を止められなかったと思っています」と、改めて“Fukushima50”のメンバーに称賛の言葉を送った。



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