白金ナノシート触媒についてです 現在、実用化されている燃料電池には、直径5 nm程度の白金や白金コバルト合金などのナノ粒子電極触媒が使用されていますが、作動中にナノ粒子が肥大化し、活性が低下するという課題があります。そこで本研究グループでは、従来のナノ粒子触媒から脱却した新概念の触媒開発に取り組み、厚みが0.5 nmの白金ナノシートの開発に世界で初めて成功しました。この研究成果は、「Nature Communications」誌に掲載され、プレスリリースにも成果の概要が公開されています。
Daisuke Takimoto, Shino Toma, Yuya Suda, Tomohiro Shirokura, Yuki Tokura, Katsutoshi Fukuda, Masashi Matsumoto, Hideto Imai, and Wataru Sugimoto
Nat Commun 14, 19 (2023)