追補2018.6.17
『ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問。民主化運動のリーダーで、おととし3月からは、事実上のトップとして政権を率いてきました。少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの人たち、推計70万人が隣国への避難を余儀なくされている問題をめぐり、国際社会から厳しい批判を受けています。「スー・チー氏は変わってしまった」という声もあがる中、5年ぶりとなるNHKの単独インタビューに応じました。見えてきたのは、苦悩するリーダーの姿でした。
(略)
とはいえ、治安部隊による迫害行為の訴えがあとを絶たず、70万人が過酷な避難生活を続ける現実を忘れるわけにはいきません。国際社会に背を向けるようなスー・チー氏の言動が、事態を行き詰まらせてきたことも事実です。
スー・チー氏には、国のリーダーとしての力を生かして、描いてきた理想を現実のものとしてもらいたい。そう願いながら、これからのミャンマーを注視したいと思います。
(アジア総局記者 杉本織江)』
ほぼ2年スー・チーを放置してきたマスコミはやっと重い腰を上げてインタビューを試みた。残虐な行為の自己正当化を苦悩と好意的に描くNHK杉本記者はジャーナリスト失格。ただの広告代理店営業員。ノーベル平和賞の欺瞞を訴えなければジャーナリズムではない。
ラカイン州のロヒンギャは2012年に反乱を起こし、アラカン人仏教徒と衝突。この騒動で少なくとも100人のロヒンギャが殺害された。アウン=サン=スーチーはロヒンギャを無視、助けようとはしない。ノーベル賞受賞者にも変な人権主義者がいたものだ。ミャンマー政府及びラカイン州当局は、ロヒンギャは「ベンガル人」であり自国民ではないという立場を取っている。ラカイン州政府報道官は、日本放送協会の取材に対し、ロヒンギャを「存在しない人々」としている。←2016年7月の投稿
存在しないどころではなく、いよいよアウン=サン スー・チーはノーベル平和賞を返上するのか国軍と自分は関係ないと宣伝するのか?
追補2018年1月7日
【バンコク時事】ミャンマー西部ラカイン州で国軍車両に対する襲撃事件が起き、イスラム系少数民族ロヒンギャの武装集団「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)が7日、犯行を認める声明を出した。声明は、住民保護を理由に攻撃を続ける可能性を示唆している。
事件は5日に発生し、国営メディアによると、兵士5人が負傷した。ARSAは昨年8月25日、警察施設などを襲撃。国軍との衝突に発展し、国連の集計ではこれまでに65万5500人の住民が隣国バングラデシュに逃れた。
声明は、昨年9月5日以降は掃討作戦を行っていないというアウン・サン・スー・チー国家顧問の説明は「見え透いたうそ」で、ロヒンギャ住民への「政府や国軍のテロ行為や戦争犯罪、人道に対する罪は続いている」と非難。「ロヒンギャ社会を守るには戦うしか選択肢がない」と強調し、「合法的な闘争の続行」を宣言した。(2018/01/07-21:20)
BBC【ロヒンギャ危機】 衛星写真が組織的な焼き討ち示すと人権団体
外務省発表
平成29年8月29日
1 8月25日以降,ミャンマー・ラカイン州北部各地において発生している治安部隊等に対する襲撃行為は絶対に許されるものではなく,強く非難するとともに,犠牲者のご遺族に対し,心からの哀悼の意を表します。また,現地の治安回復,住民の保護及び人道支援アクセスの一刻も早い確保を強く期待します。
2 日本政府は,コフィ・アナン元国連事務総長率いるラカイン州助言委員会による最終報告書に示された,同州の平和と安定の実現のための勧告の履行に係る,ミャンマー政府の努力を支援していきます。
【参考】
日本時間25日午前3時30分(現地時間同日午前1時)頃から,ラカイン州北部マウンドー,ブーディータウン地区内の30箇所以上の警察拠点が,武装勢力の襲撃を受け,28日までに,一般市民を含めて100名以上の死者が発生(ミャンマー政府発表)。アラカン・ロヒンジャ救世軍(ARSA)と名乗る組織が犯行声明を発表し,ミャンマー政府はARSAをテロ組織に指定すると共に,襲撃行為を強く非難した。ラカイン州北部各地で,武装勢力による攻撃は継続しており,警察,国軍との間で衝突が発生し,数千人の避難民が発生している。
また,24日,コフィ・アナン元国連事務総長率いるラカイン州助言委員会は,同州の恒久的な平和と繁栄の実現のための包括的な勧告を含む最終報告書をミャンマー政府に提出。ミャンマー政府は,同報告書の提出を歓迎し,勧告内容の早期履行のため検討を進める旨発表。
河野外相 ロヒンギャ問題で400万ドル支援表明
9月20日 10時55分
河野外務大臣は記者団に対し、ミャンマーで少数派のイスラム教徒ロヒンギャの武装勢力と治安部隊の戦闘で多くの人たちが避難している問題に懸念を表明し、ミャンマーや隣国のバングラデシュに対し、400万ドルを上限とする緊急支援を行うことを明らかにしました。
この中で河野外務大臣は「治安部隊に対する武装勢力による襲撃行為を強く非難し、住民殺害の疑惑や、40万人が避難民として流出していることに深刻な懸念を有している」と述べました。
そのうえで河野大臣は、日本政府としてミャンマー政府や、避難民を受け入れている隣国のバングラデシュ政府に対し400万ドルを上限とする緊急支援を近日中に実施するほか、21日から堀井巌外務政務官を現地に派遣して、ミャンマー政府との意見交換や状況の確認にあたることを明らかにしました。
そして、河野大臣は「ミャンマー政府は、国連のアナン元事務総長を中心とする委員会の勧告をきちんと履行していく考えを表明している。これを履行してもらい、支援が必要なものは、日本が積極的に取り組んでいきたい」と述べました。

[ネピドー 19日 ロイター] - ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問は19日、国民向けに演説し、あらゆる人権侵害を非難した。また、同国西部ラカイン州での人権侵害に関わった人間は法の裁きを受けることになるとも語った。
イスラム系少数民族ロヒンギャ族が住むラカイン州では、ロヒンギャ族の武装勢力が8月25日に警察署や軍の拠点を襲撃したことを受け、当局が報復に乗り出した。暴力を逃れ、隣国バングラデシュに避難したロヒンギャ族は41万人以上に上っている。
この問題を巡り、スー・チー氏が国民向けに演説するのは初めて。
スー・チー氏は演説で、ミャンマー政府は国際社会の厳しい目を恐れないと述べ、この問題の持続可能な解決に取り組む方針を示した。
十分にロヒンギャを排除したのでこんな対応をアウン・サン・スー・チーは発表したと疑われる。ノーベル平和賞の価値はこの程度の正義感であることを記憶しておこう。

ミャンマー政府は「ロヒンギャ」という単語を使わず、「ベンガル系ムスリム」や「ベンガル人」と呼ぶ。アウンサンスーチー氏も国会演説で「ロヒンギャ」という単語を避けた。BBC
『ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問。民主化運動のリーダーで、おととし3月からは、事実上のトップとして政権を率いてきました。少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの人たち、推計70万人が隣国への避難を余儀なくされている問題をめぐり、国際社会から厳しい批判を受けています。「スー・チー氏は変わってしまった」という声もあがる中、5年ぶりとなるNHKの単独インタビューに応じました。見えてきたのは、苦悩するリーダーの姿でした。
(略)
とはいえ、治安部隊による迫害行為の訴えがあとを絶たず、70万人が過酷な避難生活を続ける現実を忘れるわけにはいきません。国際社会に背を向けるようなスー・チー氏の言動が、事態を行き詰まらせてきたことも事実です。
スー・チー氏には、国のリーダーとしての力を生かして、描いてきた理想を現実のものとしてもらいたい。そう願いながら、これからのミャンマーを注視したいと思います。
(アジア総局記者 杉本織江)』
ほぼ2年スー・チーを放置してきたマスコミはやっと重い腰を上げてインタビューを試みた。残虐な行為の自己正当化を苦悩と好意的に描くNHK杉本記者はジャーナリスト失格。ただの広告代理店営業員。ノーベル平和賞の欺瞞を訴えなければジャーナリズムではない。
ラカイン州のロヒンギャは2012年に反乱を起こし、アラカン人仏教徒と衝突。この騒動で少なくとも100人のロヒンギャが殺害された。アウン=サン=スーチーはロヒンギャを無視、助けようとはしない。ノーベル賞受賞者にも変な人権主義者がいたものだ。ミャンマー政府及びラカイン州当局は、ロヒンギャは「ベンガル人」であり自国民ではないという立場を取っている。ラカイン州政府報道官は、日本放送協会の取材に対し、ロヒンギャを「存在しない人々」としている。←2016年7月の投稿
存在しないどころではなく、いよいよアウン=サン スー・チーはノーベル平和賞を返上するのか国軍と自分は関係ないと宣伝するのか?
追補2018年1月7日
【バンコク時事】ミャンマー西部ラカイン州で国軍車両に対する襲撃事件が起き、イスラム系少数民族ロヒンギャの武装集団「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA)が7日、犯行を認める声明を出した。声明は、住民保護を理由に攻撃を続ける可能性を示唆している。
事件は5日に発生し、国営メディアによると、兵士5人が負傷した。ARSAは昨年8月25日、警察施設などを襲撃。国軍との衝突に発展し、国連の集計ではこれまでに65万5500人の住民が隣国バングラデシュに逃れた。
声明は、昨年9月5日以降は掃討作戦を行っていないというアウン・サン・スー・チー国家顧問の説明は「見え透いたうそ」で、ロヒンギャ住民への「政府や国軍のテロ行為や戦争犯罪、人道に対する罪は続いている」と非難。「ロヒンギャ社会を守るには戦うしか選択肢がない」と強調し、「合法的な闘争の続行」を宣言した。(2018/01/07-21:20)
BBC【ロヒンギャ危機】 衛星写真が組織的な焼き討ち示すと人権団体
外務省発表
平成29年8月29日
1 8月25日以降,ミャンマー・ラカイン州北部各地において発生している治安部隊等に対する襲撃行為は絶対に許されるものではなく,強く非難するとともに,犠牲者のご遺族に対し,心からの哀悼の意を表します。また,現地の治安回復,住民の保護及び人道支援アクセスの一刻も早い確保を強く期待します。
2 日本政府は,コフィ・アナン元国連事務総長率いるラカイン州助言委員会による最終報告書に示された,同州の平和と安定の実現のための勧告の履行に係る,ミャンマー政府の努力を支援していきます。
【参考】
日本時間25日午前3時30分(現地時間同日午前1時)頃から,ラカイン州北部マウンドー,ブーディータウン地区内の30箇所以上の警察拠点が,武装勢力の襲撃を受け,28日までに,一般市民を含めて100名以上の死者が発生(ミャンマー政府発表)。アラカン・ロヒンジャ救世軍(ARSA)と名乗る組織が犯行声明を発表し,ミャンマー政府はARSAをテロ組織に指定すると共に,襲撃行為を強く非難した。ラカイン州北部各地で,武装勢力による攻撃は継続しており,警察,国軍との間で衝突が発生し,数千人の避難民が発生している。
また,24日,コフィ・アナン元国連事務総長率いるラカイン州助言委員会は,同州の恒久的な平和と繁栄の実現のための包括的な勧告を含む最終報告書をミャンマー政府に提出。ミャンマー政府は,同報告書の提出を歓迎し,勧告内容の早期履行のため検討を進める旨発表。
河野外相 ロヒンギャ問題で400万ドル支援表明
9月20日 10時55分
河野外務大臣は記者団に対し、ミャンマーで少数派のイスラム教徒ロヒンギャの武装勢力と治安部隊の戦闘で多くの人たちが避難している問題に懸念を表明し、ミャンマーや隣国のバングラデシュに対し、400万ドルを上限とする緊急支援を行うことを明らかにしました。
この中で河野外務大臣は「治安部隊に対する武装勢力による襲撃行為を強く非難し、住民殺害の疑惑や、40万人が避難民として流出していることに深刻な懸念を有している」と述べました。
そのうえで河野大臣は、日本政府としてミャンマー政府や、避難民を受け入れている隣国のバングラデシュ政府に対し400万ドルを上限とする緊急支援を近日中に実施するほか、21日から堀井巌外務政務官を現地に派遣して、ミャンマー政府との意見交換や状況の確認にあたることを明らかにしました。
そして、河野大臣は「ミャンマー政府は、国連のアナン元事務総長を中心とする委員会の勧告をきちんと履行していく考えを表明している。これを履行してもらい、支援が必要なものは、日本が積極的に取り組んでいきたい」と述べました。

[ネピドー 19日 ロイター] - ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問は19日、国民向けに演説し、あらゆる人権侵害を非難した。また、同国西部ラカイン州での人権侵害に関わった人間は法の裁きを受けることになるとも語った。
イスラム系少数民族ロヒンギャ族が住むラカイン州では、ロヒンギャ族の武装勢力が8月25日に警察署や軍の拠点を襲撃したことを受け、当局が報復に乗り出した。暴力を逃れ、隣国バングラデシュに避難したロヒンギャ族は41万人以上に上っている。
この問題を巡り、スー・チー氏が国民向けに演説するのは初めて。
スー・チー氏は演説で、ミャンマー政府は国際社会の厳しい目を恐れないと述べ、この問題の持続可能な解決に取り組む方針を示した。
十分にロヒンギャを排除したのでこんな対応をアウン・サン・スー・チーは発表したと疑われる。ノーベル平和賞の価値はこの程度の正義感であることを記憶しておこう。

ミャンマー政府は「ロヒンギャ」という単語を使わず、「ベンガル系ムスリム」や「ベンガル人」と呼ぶ。アウンサンスーチー氏も国会演説で「ロヒンギャ」という単語を避けた。BBC