公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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大腸癌患者の患部組織と唾液からFusobacterium nucleatum (F. nucleatum)を分離

2018-06-28 12:23:23 | 白金ナノコロイド
『公立大学法人横浜市立大学 学術院医学群 肝胆膵消化器病学 日暮琢磨診療講師は、共同研究グループメンバーの協同乳業株式会社 松本光晴主幹研究員らとともに、大腸癌患者の患部組織と唾液からFusobacterium nucleatum (F. nucleatum)を分離・解析した結果、4割以上の患者で癌組織と唾液に共通した菌株が存在していることを発見しました。この結果は、大腸癌の発癌過程への関与が報告されているこの腸内細菌が口腔内に由来すること、すなわち、口腔内のF. nucleatumが大腸癌に関与していることを強く示唆しています。』

詳細は論文か、大学の公式発表を見てくれ。唾液は大切です。フソバクテリウムが炎症に関連していることは知られていた。白金ナノコロイドはILー8もMMP活性も共に抑制することも知られている。


フソバクテリウム属(Fusobacterium)は、バクテロイデス属と似た嫌気性のグラム陰性菌である。個々の細胞は棒状の桿菌で、端は尖っている[1]。歯周病やレミエール症候群、局所的な皮膚潰瘍等の人間の病気に関わっている。古い文献では、ヒトの中咽頭の常在菌とされているが、現在は常に病原菌として扱われている[2]。2011年、この菌が大腸癌の細胞で繁殖していることが発見され、また潰瘍性大腸炎ともしばしば関連付けられている[3]が、この菌が実際にこれらの病気の発症と関わっているのか、あるいは単にこれらの病気が作る環境で繁殖するだけなのかは分かっていない[4]。
バクテロイデス属と比べ、フソバクテリウム属は長いリポ多糖を持つ。
クリンダマイシンは、フソバクテリウム属に対して最も効果のある抗生物質である。クロラムフェニコール、カルベニシリン、セフォペラゾンもほぼ同程度の効果を持ち、次いでセファマンドールも効果がある[5]

[引用文献]
^ Madigan M; Martinko J (editors). (2005). Brock Biology of Microorganisms (11th ed.). Prentice Hall. ISBN 0-13-144329-1.
^ Aliyu SH, Marriott RK, Curran MD, et al. (2004). “Real-time PCR investigation into the importance of Fusobacterium necrophorum as a cause of acute pharyngitis in general practice”. J Med Microbiol 53 (Pt 10): 1029-35. doi:10.1099/jmm.0.45648-0. PMID 15358827.
^ 大草敏史、Fusobacterium と潰瘍性大腸炎,大腸癌 腸内細菌学雑誌 Vol.27 (2013) No.3 p.169-179, doi:10.11209/jim.27.169
^ Alice Park (2011年10月18日). “A Surprising Link Between Bacteria and Colon Cancer”. Time.com 2011年10月18日閲覧。
^ Donald Kaye, William Kobasa, Karen Kaye. (1980). "Susceptibilities of anaerobic bacteria to cefoperazone and other antibiotics". Antimicrobial Agents and Chemotherapy, June 1980, pp. 957-960.
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