「今は暗黒の時代なんです。みんな眠っている。、、寝ていても寝言だけは言うんです。寝言にはちゃんと文法もあるし意味も通っている。」と岡潔は「春宵十話」で射ている。
意味の通っている妄言ほど有害なものはない。子供でさえも知っている「みんながそう言ってる」という評論は、意味が通っている。しかし意味は空っぽである。逆に「誰もそう言っていない」という評論もまた、「みんなが言ってる」という第一の評論から誘導され、一見して主張が一貫しているかのような装いができるという危険性がある。実はお分かりの通り、何も評論していない。
このような学問の有様は、まさに暗黒の時代なんです。
意味の通っている妄言ほど有害なものはない。子供でさえも知っている「みんながそう言ってる」という評論は、意味が通っている。しかし意味は空っぽである。逆に「誰もそう言っていない」という評論もまた、「みんなが言ってる」という第一の評論から誘導され、一見して主張が一貫しているかのような装いができるという危険性がある。実はお分かりの通り、何も評論していない。
このような学問の有様は、まさに暗黒の時代なんです。