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ロシア新型ミサイル「オレシュニク」、爆発時は4000度プーチン明かす

2024-12-01 09:04:00 | ロシア
新型の威力を心理戦と軽視する傾向がMSMにある。それがロシア製となると疑問点が多くなる。

11月21日、ロシアは新型の中距離弾道ミサイルオレシュニクでウクライナ東部のドニプロを攻撃した。
ロシア語でハシバミの木を意味する「オレシュニク」という名で知られるこの兵器がもたらした被害は、当局者によると限定的だった。 しかしプーチン大統領が「迎撃不可能」だとするオレシュニクが初めて実戦で使用されたことは、西側の軍事専門家の関心を集めている。 現場から回収されたこの中距離弾道ミサイル(IRBM)の破片について、専門家2人が調べたところ、目標地域に複数の弾頭が落下したことが判明した。これは大陸間弾道ミサイル(ICBM)に共通する特徴だ。 米カリフォルニア州ミドルベリー国際大学のジェームズ・マーティン不拡散研究センター東アジア不拡散プログラムディレクターのジェフリー・ルイスさんは次のように話す。 ジェームズ・マーティン不拡散研究センター ジェフリー・ルイスさん 「弾道ミサイルが発射され、すべてを宇宙空間に運び上げる。第1段が落下し、次に第2ロケットエンジンが落下する。そして弾頭部分が宇宙を漂う」 ルイスさんは、最も大きな残骸が弾頭容器の一部だと指摘。残骸のもう一方の大きな部分には誘導装置、燃料タンク、その他の電子機器が含まれていたという。 この弾頭容器は、独立して標的を定めることのできる複数の再突入体(MIRV)を搭載可能であり、各MIRVは弾頭を搭載し、別々の標的を攻撃することができる。 「宇宙空間を飛行する間、スラスタが噴射して弾頭容器を回転させ、弾頭をさまざまな場所に投下する。実際に見られたのは、弾頭容器がおそらく6個の弾頭を搭載し、それぞれの弾頭がさらに6個の小型弾頭を運んでいたということだ。つまり、基地に6個の小さなミサイルが6組ずつ衝突し、それぞれが少しずつ異なる場所に飛んでいった。これは弾頭容器を操作して、異なる場所にミサイルを投下できたためだ」(ルイスさん、以下同) 戦略国際問題研究所(CSIS)によると、このミサイルは核弾頭を搭載できるRS-26中距離弾道ミサイルを基本にしたもの。ルイスさんは、新しい設計ではRS-26からブースターを1段階減らし、その結果射程が短くなった可能性が高いと述べた。 プーチン大統領は、オレシュニクは極超音速ミサイルであり、迎撃は不可能だと述べた。しかしルイスさんをはじめ専門家は、この射程の弾道ミサイルはすべて極超音速であり、イスラエルや米国の迎撃ミサイルの一部はそれらを破壊するように設計されていると指摘した。 「このミサイルが秒速3.5キロで飛ぶと大騒ぎしているが、ICBMを最大射程距離まで発射すると、秒速7キロほどになる。つまり、その2倍の速度だ」 ウクライナ政府高官によると、ドニプロ攻撃に使用されたオレシュニクには爆発物がなく、被害はほとんどなかったと語った。しかしルイスさんは、再突入の速度自体が被害を引き起こすのに十分だったと述べた。 オレシュニク発射後にプーチン氏は演説し、この攻撃は、ウクライナによる米英製ミサイルを使ったロシア本土攻撃への報復だったと述べた。そのうえで戦争が、世界的紛争にエスカレートする恐れがあると警告した。 ロシア国防省はこの件に関するコメント要請に応じなかった。 ルイスさんは、ロシアによるこのタイプのミサイルの使用は軍事的というよりも心理的な戦術である可能性があると述べた。「もしその兵器が本質的に恐ろしいものなら、プーチン氏はただそれを使うだけでよかった。しかし、それだけでは十分ではない。彼はそれを使った後記者会見を開き、さらに2度目の記者会見で『これは本当に恐ろしい』と言わなければならなかったのだ」






【新型ミサイル「オレシュニク」、爆発時は4000度=プーチン氏】

❗️ カザフスタンを訪問中のプーチン露大統領は28日、旧ソ連諸国でつくる集団安全保障条約機構(CSTO)の首脳会合に出席し、新兵器「オレシュニク」の性能やウクライナでの標的選定について明らかにした。

🔻 西側兵器による露領攻撃の報復として、ロシア軍は28日にかけての夜、ミサイル90発、ドローン100発でウクライナの軍事施設や軍需工場など17カ所を攻撃した。

🔻 ロシアは今後も西側の長距離兵器を使った攻撃への報復を続け、そのなかでは新型の極超音速中距離弾道ミサイルであるオレシュニクのさらなる実証実験の可能性も含まれる。

🔻 ロシアはウクライナへの長距離兵器使用許可は、西側諸国による紛争への直接参加を意味すると再三にわたり注意してきた。

🔻 ロシアはウクライナに西側兵器がいくつ供与され、また今後いくつ供与されるのかを把握している。

🔻 オレシュニクが一度に大量使用されれば、その威力は核兵器にも匹敵する。

🔻 オレシュニクの量産はすでに始まっており、すでに複数が発射可能な状態になっている。

🔻 オレシュニクの爆発時の弾頭の温度は摂氏4000度に達する。内部にあるものは爆発時に塵と化す。

🔻 オレシュニクは地下深くに設置された厳重な防護施設でさえも攻撃できる。

🔻 現在、ウクライナへの攻撃の標的を露軍が検討中であり、対象は軍や防衛産業のほか、キエフの中央意思決定機関に設定される可能性もある。

🔻 攻撃方法は標的の性質とロシアにもたらしている脅威の大きさに対応する形で決定される。

🔻 キエフ政権の首領ら(編注:ゼレンスキー大統領ら)は、選挙を避け正統性を失っている。彼らには軍に命令を出す権利がない。

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