公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

ゲティスバーグ演説

2016-03-17 09:22:28 | マキャヴェッリ
The Gettysburg Address, Gettysburg, Pennsylvania, November 19, 1863
エイブラハム・リンカーン

岡田晃久+ 山形浩生 訳 によると

Four score and seven years ago our fathers brought forth on this continent, a new nation, conceived in Liberty, and dedicated to the proposition that all men are created equal.

4世代(*1)と7年前に私たちの祖先たちはこの大陸に、自由の理念から生まれ、全ての 人が平等に創られているという命題に捧げられた一つの新しい国を生み出しました。

Now we are engaged in a great civil war, testing whether that nation, or any nation so conceived and so dedicated, can long endure.

今、私たちは大きな内戦の最中にあります。そしてこの内戦は、その国が、あるいはそのような理念から生まれ、そのような命題に捧げられたいかなる国もが、長い間持ちこたえられるものかどうかという試練なのです。

We are met on a great battle-field of that war. We have come to dedicate a portion of that field, as a final resting place for those who here gave their lives that that nation might live. It is altogether fitting and proper that we should do this.

私達は、その戦争の大戦場で一堂に会しています。わたしたちがやってきたのは、その国が生き延びるようここで自分の生命を犠牲にした人々に、最後の安息の地としてその戦場の一部を捧げるためです。私達がそうするのは、全く適切でありふさわしいことです。

But, in a larger sense, we can not dedicate -- we can not consecrate -- we can not hallow -- this ground. The brave men, living and dead, who struggled here, have consecrated it, far above our poor power to add or detract.

しかしより広い意味でいえば、私達はこの大地を捧げられない-神聖化しえない- 清められないのです。ここで奮闘した勇敢な者たちは、生ける者も死せる者たちがすでにここを神聖化してしまい、なにかを足したり取り除いたりするわれわれの貧弱な能力など、それにまったくおよばないものだからです。

The world will little note, nor long remember what we say here, but it can never forget what they did here.

世界は私達がここで言うことなどほとんど気に留めたないでしょうし、それを長く 記憶にとどめることもないでしょう。でも、彼らがここで為したことを決して忘れることができないのです。

It is for us the living, rather, to be dedicated here to the unfinished work which they who fought here have thus far so nobly advanced.

われわれ生きる者の使命とはむしろ、ここで戦った人々がこれまで気高く前進させた、この未完の仕事に身を捧げることなのです。

It is rather for us to be here dedicated to the great task remaining before us -- that from these honored dead we take increased devotion to that cause for which they gave the last full measure of devotion -- that we here highly resolve that these dead shall not have died in vain -- that this nation, under God, shall have a new birth of freedom -- and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth.

ここにいるわれわれの使命とはむしろ、かれらが 最後の完全な献身を捧げた理念に対し、この名誉ある死者たちから一層の 熱意を持って、われわれの前に残された偉大な任務に専念することなのです。 その任務とは、あの死者たちの死を無駄にはしないとわれわれがここに固く決意し、 この国が神のもとで新しい自由を生み出すことを決意し、そして人々を、人々自身の 手によって、人々自身の利害のために統治することを、この地上から消え去さらせはしない、と決意することなのです(*2)。



有名なところはこう訳されるべきらしい。of the Peopleは所有ではなく、目的のof the People 皆の衆を統治する事。人民の政府なんてリンカーンが言うのはおかしいなあと思っていたんです。
ましてや「人民の人民による人民のための政治」ってどこを政治と翻訳したのやらわけがわからない。本来peopleのPは大文字。

統治することと敢えてgovernmentをgovernance に寄せて彼らは訳しているが、この方が意味が通ります。エイブラハム・リンカーンは、『皆さんのために皆さんの手によって皆さんを統治するこの仕組みが消し去られないよう(貴族や王侯のために貴族らによって統治していた時代に戻らないように)決意しましょう。』と言っただけです。

今のアメリカ合衆国はまったくゲティスバーグ演説の方向とは逆さまの金融貴族の国になっていることに気付き始めているから大統領候補からトランプを追い出すことが出来ない。さらにパナマ文書が出てきた。2016.4.4

ここに米国分裂の兆しが出ている。不法移民を制限することが暴力なら、オバマ大統領もエイブラハム・リンカーンも暴力主義者だろう。アパラチア地方の白い金融奴隷を解放するリーダーとしてトランプを見れば、エイブラハム・リンカーンの主張とドナルド・トランプの主張の差は所持金と資産ぐらいだ。トランプがメキシコを槍玉に挙げているのは思いつきの暴言ではない。計算された大統領選挙後の政治の嵐が見据えられている。ポスト2016年の嵐は国境を長く接するテキサスで始まる。

以下は参考
Ai翻訳ではこうなる

リンカーン エイブラハム・リンカーン
4スコアと7年前、私たちの父はこの大陸に、自由を信条とし、すべての人間は平等に作られているという命題に捧げられた新しい国家を誕生させました。

今、私たちは大きな内戦に従事しており、この国が、あるいはこのように考えられ、このように献身的な国が、長く存続できるかどうかを試している。我々はその戦争の大きな戦場で出会った。私たちは、その戦場の一部を、国家の存続のためにここで命を捧げた人々の最後の休息地として捧げるために来ました。私たちがこのようなことをするのは、まったくもって適切であり、正しいことです。

しかし、より大きな意味では、私たちはこの地を捧げることはできず、聖別することもできず、神聖化することもできません。この地で闘った生者、死者の勇敢な男たちが、私たちの貧しい力では追加も削減もできないほど、この地を聖別したのです。世界は、私たちがここで何を言おうと、ほとんど気にも留めないでしょうし、長い間記憶にも残らないでしょうが、彼らがここで何をしたかを忘れることはできません。むしろ生きている私たちが、ここで戦った人たちがこれまでに気高く進めてきた未完の仕事に、ここで捧げられるのです。むしろ、私たちがここで目の前に残された偉大な仕事に献身すること、つまり、これらの名誉ある死者から、彼らが最後の全力を尽くして捧げた大義への献身を強めること、そして、これらの死者が無駄死にしないように、神の下のこの国が自由の新たな誕生を遂げ、人民の人民による人民のための政府が地上から消滅しないように、私たちがここで強く決意することである。

国務省仮翻訳はやはり左翼的である。


ゲティスバーグ演説

87年前、われわれの父祖たちは、自由の精神にはぐくまれ、人はみな平等に創られているという信条にささげられた新しい国家を、この大陸に誕生させた。

今われわれは、一大内戦のさなかにあり、戦うことにより、自由の精神をはぐくみ、自由の心情にささげられたこの国家が、或いは、このようなあらゆる 国家が、長く存続することは可能なのかどうかを試しているわけである。われわれはそのような戦争に一大激戦の地で、相会している。われわれはこの国家が生 き永らえるようにと、ここで生命を捧げた人々の最後の安息の場所として、この戦場の一部をささげるためにやって来た。われわれがそうすることは、まことに 適切であり好ましいことである。

しかし、さらに大きな意味で、われわれは、この土地をささげることはできない。清めささげることもできない。聖別することもできない。足すことも引くこともできない、われわれの貧弱な力をはるかに超越し、生き残った者、戦死した者とを問わず、ここで闘った勇敢な人々がすでに、この土地を清めささげて いるからである。世界は、われわれがここで述べることに、さして注意を払わず、長く記憶にとどめることもないだろう。しかし、彼らがここで成した事を決し て忘れ去ることはできない。ここで戦った人々が気高くもここまで勇敢に推し進めてきた未完の事業にここでささげるべきは、むしろ生きているわれわれなのである。われわれの目の前に残された偉大な事業にここで身をささげるべきは、むしろわれわれ自身なのである。―それは、名誉ある戦死者たちが、最後の全力を 尽くして身命をささげた偉大な大義に対して、彼らの後を受け継いで、われわれが一層の献身を決意することであり、これらの戦死者の死を決して無駄にしない ために、この国に神の下で自由の新しい誕生を迎えさせるために、そして、人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、われわれ がここで固く決意することである。



ウィキリークス代表のジュリアン・アサンジュが次のように警告したという。

 「ヒラリーの関わった機密外電を何千通も入手し、読んだが、彼女は感情的に人を殺す、戦争大好きな超タカ派だ。絶対に投票してはいけない。ヒラリーはリビアに介入して大失敗したが、もし大統領になったら、もっと酷い介入をやるだろう。彼女の判断によって、アメリカは際限なきテロリズムの拡大に飲み込まれることになる」
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