シンワールをテロリストと評価しない文化人は、法治と自由を掲げる人類歴史の敵である。
飯山あかりこそ文化人である。(飯山あかり=飯山陽)
以下 飯山あかりの意見の要約
イスラエル軍は、ハマス指導者ヤヒヤ・シンワールを殺害したと発表しました。シンワールは、ハニーヤの暗殺後に新たな指導者に選出されたばかりで、わずか2ヶ月での殺害となります。彼は10月7日のイスラエルに対する大規模テロの首謀者であり、イランから資金を集めて計画を実行していました。
シンワールはパレスチナ人に対して自爆を呼びかける一方、自らはガザの地下トンネルで逃げ回っていました。 日本のメディアや専門家がシンワールを「抵抗の枢軸」と美化して報道していることに対し、批判的な見解が示されています。朝日新聞や毎日新聞は彼を「ダークヒーロー」として扱い、NHKはその死が人質解放や戦闘終結につながるのかどうかを判断保留しています。
シンワールの殺害が「いいこと」であるとされるべきだとの意見に対し、メディアは彼を「テロリスト」と呼ぶことを避けています。
シンワールの死は、イスラエルのネタニヤフ首相にとってガザ戦争の「終わりの始まり」とされ、ハマスの後継者には穏健派が選ばれる可能性が高いと考えられています。シンワールはイスラエルとの停戦や対話を完全に否定していたため、彼の死がハマスにとっての方向転換を余儀なくさせると見られています。
アメリカやカナダ、フランスの首脳たちはシンワールの死を歓迎しており、バイデン大統領は「イスラエルにとって、アメリカにとって、そして世界にとって良い日」と表明しています。
一方、日本の石破首相はこの件についてノーコメントで、国内の支持率の低迷に悩んでいます。シンワールの死が国際的にどのように評価されるかは、今後の展開に注目が集まります。
ハマスの指導者ヤヒヤ・シンワールがイスラエル軍に排除されたことに対して、日本のメディアは悲観的な見解を示しています。
その理由として、シンワールが「巨悪イスラエル」に立ち向かうダークヒーローとしての位置づけを持っていたことが挙げられます。さらに、日本のメディアは「即時停戦」が正しいとの信念を持っていますが、ハマスは「徹底抗戦」を宣言し、停戦の意向は示していません。
また、シンワールの殺害はハマスの指揮系統に混乱をもたらし、交渉相手が不在になる可能性が高まります。これにより、復讐の意欲が増し、ハマスの戦闘員は激しく抗戦することが予想されます。
日本メディアはこの状況を、シンワールを殺したイスラエルの責任のように報じていますが、戦争の実態は両者の立場によって異なって見えることが指摘されています。
イスラエルの目標は明確です。それは人質の奪還、10月7日のテロの再発防止、避難民の帰還、国土と国民の安全保障です。人質を返さないハマスと戦うことが必要であり、戦いをやめることは人質奪還を諦めることにつながります。また、ハマスの軍事力を徹底的に叩くことが求められますが、ハマス戦闘員を完全に排除することは難しい状況です。 シンワールの殺害はイスラエルの軍事的圧力が効いている証拠とも言えます。
さらに、レバノンのヒズボラとの戦闘も避けられず、イスラエルはヒズボラの幹部を次々と排除し、弱体化を図っています。
イスラエルの安全保障の観点からは、ハマスやヒズボラだけでなく、イランの存在も重要です。
イスラエルはイランに対する反撃を控えているものの、イランの核施設を攻撃する可能性も示唆されています。イスラエルの外相は、すべての選択肢がテーブルにあると強調
バイデン大統領もイスラエルの反撃に関する情報を把握していると認めています。
最終的に、イスラエルが生存を賭けて戦争を続ける理由は、攻撃してくるテロ組織との戦いに他なりません。地域の情勢を有利に変えることを目指し、緩衝地帯を設定する機会を狙っています。ヒズボラを国境から追い返し、ガザにも緩衝地帯を設けることが狙いです。
日本のメディアが「停戦の可能性」に焦点を当てることは、戦争の実態を理解する上で限界があり、イスラエルはその生存と安全保障を確保するために戦争を続けています。イスラエルとイランの対立は短期的に解決することは難しく、戦争はまだ始まったばかりであると結論付けられます。
尚、『ハマス・パレスチナ・イスラエル』で詳述 ハマスの3大指導者ハニーヤ、マシュアル、シンワールの総資産額が1兆円を超えている。