公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

報酬

2010-03-09 06:45:26 | 日記
「強みの上に自己を築け。強みを生かし、栄養を与え、決して栄養失調にしてはならない。不得手なものを並みの水準にするには、得意なものを一流にするよりもはるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。あらゆるものが強みによって報酬を得る。弱みによって、人は何かを成し遂げることはできない。」

======
 赤字幅が減ってきたことを理由に東芝が定期昇給維持というニュースをみた。定期昇給はこの金言から導くと、定期的に強みが増しているという評価ベースがなければならないが、それは他社のことなので自由にしてくださいとして。

 知識労働の報酬とはなんだろうと考えてみよう。
 自分が商品と思うならば相場に従うべきとする労働組合もあろうとおもうし、目減りしている状況ならば報酬のアップで調整すべきという管理部門の意見もあるだろう。
 しかしどの面からみても報酬アップの定期性は出てこない。

 自分を商品と捉えて、いい仕事などできない。交換価値と使用価値の連鎖から社会的に分配される商品と知識労働が同じならば、常に自分の仕事は他を以て置き換え可能であることを前提に仕事に励むゆえに、なぜ今ここで強みを磨くのか理由が成り立たない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 事業機会の発見と心理的な困難 | トップ | 弱みに目がいく者 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。