毎日観察している焼却炉煙突の煙がでてこない。民の竈門はレンジでチンでも経済の竈門は冷えたままだ。続かない。近隣国リスクもある。
いまのままであると、2020年の失業率は19年より2~3%程度悪化し、4・5~5・5%程度になるだろうと筆者はみている。実際の統計数字では、雇用調整助成金などの政策で、ここまで失業率は悪化しない可能性もあるので、実質的な悪化という意味だ。
このような状況では、さらなる3次補正予算を編成し、その中で、時限的な消費減税や社会保険料減免を行うのが、失業増加を防ぐ正しいマクロ経済政策だ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
高橋教授の指摘の通り、実質的悪化が統計に見えないことをいいことに好き勝手に増税プランを出してくる過去完了の言いなりになっている青磁化の罪は重い。